挫折した話

生活

パートや人付き合い、新しい習慣など、挫折することは誰にでもありますよね。私は趣味でも挫折をしたことがあります。

コーラスに参加したきっかけ

その趣味とはママさんコーラスです。娘たちが通っていた幼稚園にはコーラス部というのがあって、かつて自分の子どもを通わせていたプロの歌手(女性)がずっと指導に来てくれていました。

長女も次女も仲良くしていたお友だち(向こうも我が家と同じ4歳違いの姉妹だったのです)のお母さんに誘われたのが参加のきっかけでした。

何でも面倒くさいと思ってしまう私、もちろんコーラス部に入部するのも面倒だと思いました。でも、普段から仲良くしてくれている人の言うことだし、大人になるとなかなか大きな声を出せないから、コーラスは良いストレス発散になるかもしれないと考えてしまったのです。

実際に参加してみて

実際にコーラスを体験してみて思ったのは、意外に疲れるということです。練習の時間は立ったままですし(多分2時間くらいだった)、腹筋も使うので良い運動になるのでしょう。

歌っている人たちの中に入って歌声を聞くという体験もなかなか良いものでした。

練習は通常週に1回ですが、コーラスには大会があって、これが近づくと練習日が増えます。コーラス部にはちゃんと部長と副部長もいて、大会が近づくと会合があったそうです。

私はすぐに娘が卒園したので、部長や副部長になる心配はありませんでした(選ばれる対象は子どもが在園している人でした)。決して部長や副部長になりたくはありませんでしたが、都合の良い参加の仕方だったので、申し訳ないと思ってしまうこともありました。

定期的にコーラス部ではランチ会や飲み会もあり、最初のうちは楽しいと思っていました。しかし、私の性格的に無理があったようで、飲み会のあった日には夜眠れなくなることもあり、だんだんと参加するのが面倒になったのです。

そのうち私はコーラスの練習のときにも、面倒だと感じるようになりました。

止める機会を逃してしまった

コーラスに参加している人は、みな子どもの卒園や働き出したのをきっかけに上手にフェードアウトしていました。気づいたときには、私は機会を逃していたのです。

1度でも嫌だとか面倒と感じてしまうと、1週間に1度のことが負担になってきます。当時、1週間はこんなに短いのかとよく感じたものです。コーラスをすること自体はそれほど嫌でなくても、続けるということはまた別なのだと思い知りました。

誘ってくれた人には、何度か止めようかな、と相談しましたが、こんなふうに言われました。

コーラスが嫌になったんでないなら、止めないで。まだ一緒にやろうよ。コーラスがなくなると、定期的に会えなくなっちゃうよ。

こう言われると、ますます止められなくなってしまいましたが、その後、私のことを誘ってくれた人が、別のコーラスグループに移ることになりました(いつまでも幼稚園のコーラスに参加するわけにもいかなくなったのでしょう)。その機会に私もコーラス部を止めてしまいます。

幼稚園児だった次女は小学5年生になっていたので、コーラスも5年以上続けたわけです。

挫折したことで得たもの

何かを始めるときは、自分も前向きな気持ちなので、ほとんどの人は止めるときのことを考えません。でも、どんなことでも終わりはあります。自分で区切りをつけないといけない場合もあるでしょう。

何かを始めるときには(特に外で誰かと一緒に活動することは)、ぜひこれをいつまで続けるのか、と考えておいた方が良いと思います。子どもが卒園するまでとか、仕事を見つけたらこれは止めるとか区切りをつけておけば、自分もその中で精一杯頑張れます。

最初からこのように準備をしておけば、ダラダラと続けた挙げ句に、気まずい雰囲気になることもないでしょう。始めるときから、お終いのときを考えるのは縁起が悪いと思われるかもしれませんが、とても大切です。ぜひ、始めとお終いは1セットとして考えてみてください。

これが私が趣味に挫折して得た教訓です。私はその後は、1人で家で楽しめることを探すようになりました。そしてライティングのしごとをしたり、ブログを運営したりするようになったのです。

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