また、マスクについて思うこと

先日買ったマスクがとても良かったので、嬉しくなりました。メーカーはアイリスオーヤマ、「美フィットマスク」という品名です。

お気に入りのマスクを見つけて

不織布のマスクですが、とても柔らかくて肌への辺りが良いため、マスクの跡が顔につきにくいです。大きさも女性にあっているせいか（マスクの下部、顎に当たる部分が直線ではなく、カーブ状にカットされているので、一層フィットするようです）、顔とマスクに不要な隙間ができないし、耳にかかるゴムも柔らかく、メガネをかけていてもジャマになりません。

何より、ノーズワイヤーの他にもう1本マスクにワイヤーが入っているので、呼吸をしてもマスクが顔に張り付きません。これは本当に呼吸が楽で嬉しいです。

マスク不足だったのは、そんなに昔のことではありません。マスクが店頭に並ぶようになっても、値段が高かったり、外国製のものが多かったのです。

品質が良くて、安心して使える日本製のマスクが自由に手に入り、不織布のものでも色や形まで選べるようになって、私は本当に幸せだと思っていました。色や形、つけ心地が自分にあっているマスクを選べることで、毎日が快適だし、テンションが上がると思ったのです。

マスクで喜ぶ私って…

しかし、ふと気が付きました。マスクありきの世の中がおかしいのではないか、マスクをつけないとどこにも出かけられない、世の中を当然と思っている自分もおかしいのです。

世の中にはまだマスク警察と呼ばれる人々が横行しているようです。反対に飲食店でマスク着用を拒否して、店側とトラブルになったという話も聞きます。

私はそのどちらにも属していない、普通の人間だと思っていました。でも、自分にピッタリのマスクを見つけて喜んでいる私は、マスクありきの世の中を当然と思っているのに違いありません。

とりあえずマスクをつけておけば、間違いないんだとばかりに、マスクを忘れずにつけている私は思考停止しているのかもしれません。それはマスク警察の手下になっているのと同じではないでしょうか。

喜んでマスクをつけている私のような人間が大勢いることで、マスクをつけたくない、またはつけられない人を追い込んでいるような気がするのです。

マスクをしないといけない世の中がおかしい

先程の飲食店でマスク着用を拒否してトラブルになった人は、止めに入ったお客さんを突き飛ばして警察に通報されました。駆けつけた警察官のことも殴ったので、現行犯逮捕されたそうです。

人に迷惑をかけて、挙句の果てに手を出したのですから、逮捕は仕方のないことだと私も思います。しかし、その原因はマスクをつけるかどうかでした。3年前に、こんな世の中になるとは誰が想像できたでしょうか。

私は仕方がないのでマスクをつけます。マスクをつけずに外出することに、私は耐えられないと思います（人の視線が気になって仕方がないので）。しかし、今の世の中がおかしいことも決して忘れてはならないと思います。こんな世の中はおかしい、このことを忘れなければ、少しは他人に対して寛容でいられるのではないでしょうか。

しかし、美フィットマスクが快適なのは本当なので、気になった方はぜひお試しください。

よろしくお願いします。