髪の毛が心配

家族

これは私の髪の毛ではなくて、次女の髪の毛です。もともと次女は髪の毛が多く、癖もあるため扱いづらいということはよく言っていました。

次女の頭頂部が…

ところが最近、次女の頭頂部が薄くなり、地肌が透けて見えるようになりました。前から次女は手持ち無沙汰だと髪の毛を抜く癖がありました。それがひどくなったのだと思います。

ここ数カ月のことですが、朝、掃除をするとき、次女がいつもいる場所に毛が束になって落ちていることが何度もありました。尋ねてみると、やはりつい髪の毛を抜いてしまうという事でした。

これには抜毛症という名前が付いていて、精神的な病気だと言われています。実は私自身も学生時代に自分の毛をむしっていたことがありました。大学1年生の夏休みのことで、初めて都内の学校に通うことや慣れないアルバイトでストレスが溜まっていたのだと思います。

ただ、当時の私は直毛の中に混ざって生えている癖毛を見つけて抜くのが楽しいという感覚で、ストレスなどとは無縁だと思っていました。しかし、学校生活に慣れるにつれて、毛をむしることは少なくなっていきました。これがストレスから来る症状だった証拠のように思われます。

だから、落ちている髪の毛が気にはなっても、そのうち収まるだろうとたかをくくっていたのです。しかし、気がつくと次女の頭頂部が目立つようになっていて、内心焦ってしまいました。今まで多めの髪の毛に覆われていた地肌は青白くて、その分目立つように思われました。

言われて治るものではないだろうけど

夫と長女は気がついているのかいないのか、何も言いません。私は1度だけ、次女にこう言いました。

ちょっと毛を抜いたところが目立ってるよ。もう、抜かない方が良いよ。

次女はハッキリと返事をしませんでした。それはそうでしょう。私に言われて止められるものなら、とっくに止めているはずです。しかし、私も完全に知らんぷりをしていることはできませんでした。心配している、気がついているということは次女に伝えたいと思ったのです。

抜毛症にはストレスが関係していると言いますが、次女はこれ以上どうすれば良いのでしょうか。学校もアルバイトも嫌で止めてしまいました。今は毎日家に引きこもっているだけです。その家も嫌になったら、次女はどこへ行けば良いのか、考えてしまいました。

実家の母も

よく考えてみると、実家の母も抜毛症だったのではないかと思います。母は白髪を嫌って、ヘアカラーを欠かしませんでしたが、それでも次に美容室に行くまでの間に白髪が出てきます。それが許せないと言って、よく自分で抜いていました。

それが行き過ぎて母の額は大きく禿げ上がった状態になり、一時は美容師さんから心配されるほどだったのです。自分でも抜くのを止めなくては、と思っていたようですが、どうしても毛を抜いてしまうとこぼしていました。

母も父の病気や思うように行かない子育てなど、ストレスの多い人生を歩んでいましたから、抜毛症だったとしても不思議ではありません。そして私の部屋のゴミ箱の中の毛を見て、抜毛症を心配したのも、自分がそうだったからと考えると、なんとなく納得できます。

親子三代で抜毛症なら、これは血筋だね。仕方がないかも。

こんなことを思わないでもないですが、やはり年頃の娘の頭頂部が透けて見えるのでは心配です。何とか収まってくれないかな、と思っています。

自分は平気だったけど、娘は放っておけない

次女は引きこもり始めた頃、生理が来なくなりました。そのときは、私が治療を受けるよう、次女にうるさく言いました。生理が来なくなると、骨粗鬆症になりやすくなったり、生活習慣病の心配が増えたりすると聞いていたので、次女が嫌がっても必死で説得したため、再び生理が来るようになりました。

抜毛症が他の病気の原因になるとは思いませんが、髪の毛が減ることで見た目が変わり、精神にも影響があるのではないかと思うのです。昔のコマーシャルでも言っていましたよね。髪は長い友だちって。あれは本当だと思います。

もしかしたら、実家の母も私と同じ気持ちだったのかもしれません。次女本人は、そろそろ縮毛矯正をしに美容室へ行きたいなどと言っているので、今はそれほど気にしていないようです。

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