夫婦でも寝室は別々が良いな~

生活

先日夫がカゼを引いたところ、昨夜から私の体調が怪しくなってきました。私はもともとアレルギー性鼻炎なので、鼻詰まりはしょっちゅうですが、つばを飲んだだけで喉が痛くなってしまったのです。

一緒だと気を使う?

昨年の春も、夫が熱を出したら、後を追うように私もカゼを引いて咳が止まらなくなってしまったのです。これはやはり寝室が一緒だからではないかと思います。

感染するしないを別にしても、咳がひどいときには寝室が一緒だと気を使いました。何しろ咳はうるさいです。多分、赤ちゃんの泣き声とか人の咳は、放っておくと命に関わる危険があるかもしれないので、どこか気になる周波数を持っているのではないかと思います。

私も自分が咳で苦しいのに、夫(このとき、夫もまだ全快したわけではありませんでした)の睡眠を妨げるかもしれないと心配するので、さらにしんどさが増したように思いました。一人で寝ていれば、咳をしようが寝言を言おうが、自分の勝手です。気持ちだけは楽でいられるのではないでしょうか。

温度調節が大変!

それに夏場は室温も問題です。どうしても、快適な室温は人によって違います。夫はもともとエアコンで無理に部屋の温度を下げるのを嫌っています。最近は猛暑に負けて、夏はエアコンをかけて眠ることが増えましたが、夜中に部屋が冷え過ぎたらどうしようと気になってしまうのです。

自分一人なら、寒い、暑いと感じるときに温度を調節すれば良いのですが、夫が隣で寝ているとそれもはばかられます。温度の調節をしようと、照明をつけようものなら、夫は目を覚まして「眩しい!眩しい!」と大騒ぎをします。

子どもたちが小さな頃は枕元に電気スタンドを置いていましたが(小さな子どもは夜中に突然具合が悪くなることが多かったので、すぐに対応できるように電気スタンドを置いていました)、つけるたびに大騒ぎをされるので、いつしか使わなくなってしまいました。

私は自分で勝手に目が覚める、もしくは非常事態で目が覚めるのは仕方がないと思っていますが、夜中に大騒ぎをされて目を覚ますのは嫌なのです。

さらに寝室は東に出窓があり、そこから朝日が差し込んできます。起きてしまえば、朝日を浴びるのは気分が良いですが、どうしても朝目覚めるのが早くなります。私が夏場は朝4時頃から目を覚ますのは、出窓のせいだと思えて仕方がないのです。

私の考えが甘かった

寝室が一緒だとまずいことが色々ありそうだとは、家を建てた27年前から思っていました。しかし、その頃は子どもは20年もしたら、きっと出ていくに違いない、そうしたら空いた部屋を自分だけの寝室にすれば良いと私は考えていたのです。

実際にそうしている人が近所にもたくさんいます。私は自分が24歳のときには家を出て一人暮らしを始めたので、何の疑問も持ちませんでした。50代、60代は遠い未来で、その頃には子どもは独立して、夫と穏やかに暮らしていると信じていたのです。

しかし、世の中は思い通りには行かないと思い知りました。子どもは誰も独立せず(せめて一人くらいは独立すると思っていたのに…)、私は相変わらず夫と同じ部屋で眠らなければならない状態です。それでもほんの2~3年くらい前までは、インフルエンザに罹った夫と同じ部屋で眠っても、私はまったく大丈夫だったのですが…

夫婦一緒の寝室が良いのは、嘘?

夫はこの家を建てるとき、寝室が一緒ということにずいぶんとこだわっていたし、夫婦は寝室が一緒でないといけない、とよく口にしていました。そのような意見は私も聞いたことがありますが、果たして本当でしょうか。

私たちは一応戦後の生まれで、日本がどんどん豊かになっているときに成長しました。個室を与えられていた人も多いでしょう。夜一人で眠る習慣がついている人が結婚して急に自分以外の誰かと眠るようになっても、不都合なことの方が多いような気がします。

夫婦一緒の寝室が良い、これはそう信じ込まされていただけではないでしょうか。とりあえず、今日は大人しく過ごすことにします。

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