早くも11月半ばになろうとしています。大掃除のことも気になりますが、私は今年やり残したことも気になっています。半年に1度歯のメンテナンスをすると決めたのに、まだ実行していませんし、健診も受けていません。
人間ドッグを受けたこともあったが
検診は母が亡くなってから1度、すごく張り切って人間ドッグを受診したことがありました。母は市の健診を毎年必ず受けていました。私にも健診を受けろと口癖のように言っていたのですが、母の病はその検診では見つけることができませんでした。
母は腰が痛いと言って、整形外科を受診したりしていましたが、そのうちに歩くこともできなくなり、痛みに苦しみながら亡くなりました。ガンだったことはわかっていますが、どこが原発巣だったのかもわからないほど、身体中が蝕まれていたそうです。
だから、簡単な健診ではなく、人間ドッグを希望したのですが、私にとって人間ドッグはあまりにも負担が大きかったです。予約をしてから実際に受診するまでの落ち着きのない気持ちや、検便をしなくてはならないなど(私は検便しなくてはならないと思うとストレスで便秘になったりします)、当日までにかなり疲れてしまいました。
自分の車で行かれないし、朝から何も食べられない
当日も胃カメラ(麻酔を使う)や目の検査(瞳孔を開くため、視界不良になる)のために、車での来院はできません。我が家から人間ドッグができるような病院までは、歩くとかなりの時間がかかりますが、近所のバス停には1日2回しかバスが停まらないため、バスも利用できないのです。このため、朝早くからタクシーを呼ばなくてはなりません。
人間ドッグ自体は半日で終わるものを選んでも、終わってからバスに乗って帰ってくると、すでに午後になっており、早1日の大半が終わってしまったように思えます。人間ドッグですから、朝から飲食はできません。1日の大半を飲まず食わずでウロウロしなくてはならないのも、私にはかなりの負担です。
私はもともとそんなに食べる方ではありませんが、空腹だという自覚がないまま、急にめまいやふらつきを感じることがあります。普段からめったに出かけないのに、そんな状態のときに外に出なくてはならないと言うのが不安です。
私は、理想を高くしても、結果として自分の健康問題を野放しにしてしまうのでは意味がないと悟りました。そんなときに、夫の会社から「ご家族がまだ健診を受けていません。受けてください!」という手紙が来たのです。会社としては福利厚生もきちんと充実させている、と示したいのでしょう。
やっぱり健診を受けよう!と思ったけど
もともと夫の会社では、従業員の家族なら、40歳から74歳までが自己負担なしで特定健康診査というのが受けられることになっています。これは人間ドッグとは違い、本当に基本的な検査だけですから、もう、簡単にこれで良いんじゃないかと思いました(何も受けないよりははるかに良いでしょう)。早速、今年のうちに、と思い、近所のかかりつけ医に先程電話してみました。
もう10年以上前になりますが、私は1度かかりつけ医で特定健康診査を受けたことがあったのです。当時は予約も要らず、電話で問い合わせたときに朝ごはんを食べずに来てくださいね、と言われただけでした。
今回も念のために電話をしたところ、年内の予約はいっぱいで、もう受け付けていないと言われてしまいました。張り切って電話をしたのに、見事に出鼻をくじかれたわけです。あ~あ、と言いたい気分ですが、これで諦めてしまうとまたもとの黙阿弥になってしまうので、もう少し近所の病院をあたってみようと思っています。
今年中にスッキリできるかな?
歯医者の方は予約しましたから、今月中に歯はキレイになると思います。後は髪の毛のカットとカラーリングをして、健診までは無理でも予約だけでもできれば、スッキリした気分で今年も終えることができそうです。
私は現在57歳、普通なら毎年健診を受けて健康に注意を払う年代だと思います。何も調べていないこの4年余りで、私の健康はどうなっているのか早く知りたいような、知るのが怖いような複雑な気持ちです。何でもやる気になるのを待っていては遅いということがあるものです。久しぶりにそんなことを考えました。