今日は髪の毛を切りにいきました。白髪も染めてもらったので、当分の間は髪の毛のことを考える必要がありません。私が髪の毛を切りに行っているのは、もう30年近くもお世話になっている理髪店です。そこの一人娘さんと我が家の長女が同級生という関係もあり、ずっとお世話になっています。
理髪店に行く間隔が開いてきた
私はいつもショートにしているため、最初から理髪店に行くことに抵抗はありませんでした。それでも段々と店に行く間隔が開くようになりました。最初、30年くらい前は一カ月に一度だったのが、二カ月になり今では三カ月近く開くことも珍しくなくなりました。
白髪染めまですると、どうしても2時間以上座りっぱなしになります。それを考えると、もう少し先で良いかと思うようになったのです。座りっぱなしが辛いわけです。私は白髪染めをするまではほとんどパーマもかけたことがありませんでした。年齢が増えるとともに、理髪店に滞在する時間が伸びたのです。だから、余計に辛いとか面倒とか思ってしまうのかもしれません。
それでも、自分の髪の毛がさっぱりすると気持ちがすっきりするし、久しぶりに他人と話をするのも良い刺激になります。今日は大河ドラマの話をしていて、いろいろと発見がありました。自分はもしかして歴史が好きなのか、と思うことができました。自分の好きなものがはっきりすると、これから年を取ったときの楽しみになるような気がします。
他人と話をすることで、自分のことがよくわかる
今放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する北条政子が中学生のとき、とても好きでした。女性なのに尼将軍と呼ばれるのが、かっこいいと思っていたのです。しかし、現在ドラマを見ていると、かっこいい人生の影にはたくさんの悲しみ(夫や息子たち、そして弟にも先立たれるわけですから)があったことに気が付きました。
若い時と今、私は同じ私ですが、同じものを見ても違うことが考えられるようになりました。こんなことを考えられるのも、他人と話をする効果だと思います。私は普段ほとんど他人と話をしないため、効果が現れやすいのかもしれません。
理髪店とおしゃべりは結びつかないと思う人もいるかもしれませんが、江戸時代から髪結床は情報交換の場だったそうです。現在も理髪店や美容院でおしゃべりをするのは当然のことだという気もします。
後もうしばらくは、気分転換を楽しみたい
帰りは自宅の裏山に気になるものがあったので見て来ました(何かついでがないと行かない…)。数日前から裏山に白いものが点々と見えるので、なんだろうと思っていたのですが、野ばらでした。
画像に使ったのがその野ばらですが、野ばらがこんなにたくさん咲いているのを初めて見ました。誰かの家の生け垣になっていてもおかしくないと思いますが、どうでしょうか。
たまにだからこそ、髪の毛を整えるのは良い気分転換になります。これからも、できる限り今の理髪店に通いたいと思いますが、正直白髪染めはいつまでやろうかと考え中です。
私の母が亡くなる前、具合が悪くなっていたため、美容室には行けず、髪の毛はまだらに白くなっていました。それで亡くなったときは、葬儀場の職員の方が簡易的なパウダーを使って、白髪を隠してくれたのです。ありがたかった反面、私は亡くなった後まで白髪に翻弄されるのか…とちょっと考えてしまいました。
でも、後しばらくはこうして気分転換を楽しんで行こうと思います。自分の気の持ちようで、いろんなことをイベントにするのも、孤独な生活を楽しむコツかもしれません。