一昨日と今日、健康診断の結果を持って、自宅に一番近い内科の医院に行ってきました。LDLコレステロール値と甲状腺機能低下症についての相談をしました。私の甲状腺機能低下症は血液検査の結果を見ただけでも明らかで、多分ホルモンを補う治療が必要だと言われました。そしてLDLコレステロール値が高いのと、甲状腺機能低下症も関係あるかもしれないとも言われました。
健康診断の結果はすでに1カ月経っているものなので、もう1度血液検査をして、ちゃんと治療の方針を立てましょうと言われたのが一昨日。1日で結果が出ると言われたので、今日も行ってきたわけです。
橋本病という病名を告げられた
私の場合、抗サイログロブリン抗体とか、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が陽性となっているため、橋本病で間違いないでしょうと言われました。この2つの抗体は身体に入ってきた異物などを攻撃するのではなく、自分の甲状腺に対して反応する抗体だということです。
私の甲状腺ではTSHという物質が過剰に分泌されている状態です。TSHというのは、足りていない甲状腺ホルモンを出せ!と促す物質で、私はそれが基準値の7倍以上も出ているのにもかかわらず、甲状腺ホルモンは基準値に足りていませんでした。まあ、どんなに責められても、無い袖は振れないということなのでしょう。
あれよあれよという間に病人にされてしまったような気がしますが、もしかしてこれで今年の冬はひどいしもやけから解放されるかもしれないと、少々期待もしています。もちろん、コレステロールの方にも良い影響があることを望んではいますが、コレステロール値が上がろうが下がろうが、私に自覚症状はないため、ついしもやけのことばかり気にしてしまうのです。
橋本病の症状として、食べていないのに太る、皮膚が乾燥する、無気力、疲れやすい、薄毛になるなどがありますが、私の場合はどれも当てはまるといえば当てはまるし、でもそれほどでもないとも思えます。誰でも中高年になれば、多少太ったなとか、身体が重くて疲れやすいと思うのではないでしょうか。でも、傍から見れば、それは誤差みたいなものかもしれません。
医師も薬剤師もなぜ、私が甲状腺機能の検査をわざわざ自費で受けたのかととても不思議がっていました。薬剤師の方は、大変興味があるのでお話を聞かせてくださいとまで言ってきたのです。自分でも思った通りだったという気持ちで嬉しいような、しかし厄介なことになったというような何とも言えない複雑な気持ちでいます。
私の個性って何だろうと考えた
思えば橋本病という名前を聞いたのはもう20年近くも前になるでしょうか。テレビで脚本家の橋田壽賀子さんが橋本病だと言っているのを聞いたのです。そのとき上記の特徴を言っていて、それを一緒に聞いていた夫が「まるでママのことみたいだね」と言いました。
実は自分でもそう思ったので、とても心に残っていたのです。特にひどいしもやけに悩むようになってから、いつかは甲状腺の検査を受けたいと思っていました。しかし、普通の健康診断では甲状腺の検査まではしてもらえないため、今まで機会がなかったのです。
私は今まで疲れやすいとか気力がないとかは、私の個性のようなものだと思っていました。それがもし、病気のせいだとしたら、本当の私って一体どういう人間なのでしょうか。病気がわかることは、これからの対処方法がわかることです。だから、喜ばしいはずなのですが、自分という人間の根幹が揺るがされるような、何とも心もとない気持ちになってしまいました。
これから服薬をして1カ月経ったらまた通院、血液検査が待っています。何かが変わるかもしれない希望はありますが、やはり正直言って面倒くさいです。でも、これも病気がそう思わせているのでしょうか。
コメント
ご病気判明して、たいへんでしょうが治療方針がたって、お辛い症状が軽減されることお祈りしてます。ブログに綴られているお気持ちに共感することが多く、同じ埼玉県で普通の地味な主婦の私は勝手に親近感を覚えいつも楽しみにしてるのです。体調一番に、これからも続けてください。応援してます。
角 恵子さん、コメントありがとうございます。
あたたかな言葉が嬉しいです。
私は骨粗しょう症でも引っかかってしまったので、今月は病院めぐりになりそうですが、
あたたかな言葉を励みにがんばります。
これから少しでも良い方向に行けると良いと思っていますが、どうなることやら…です。
では、これからもよろしくお願いします。