緊急入院で大慌て

健康

昨日ブログの記事(この記事でした「命日」)をアップしたら、珍しく家の電話が鳴りました。電話は救急隊員からで、今から〇〇さん(私の名字)を搬送します、と伝えられて驚きました。

緊急連絡に心臓がバクバク

聞き返すと、夫の弟が救急車を呼んだため、今から病院に搬送すると言う事でした。我が家は夫の弟(独身)の緊急連絡先になっていたのです。新宿区の東京医大病院に搬送するので、そこまで来てくださいと言われました。

我が家は埼玉県内なので、新宿区の病院に着くまでにはどう考えても1時間以上かかります。それを伝えるとそれでも構いませんよ、と隊員は落ち着いた口調で答えてくれたので、取り敢えず今すぐにどうにかなってしまうことはないと私は判断しました。

しかし、それでもちょっと心臓がバクバクした状態になってしまい、落ち着いて行動することがなかなかできませんでした。すぐに病院に行かなくては、夫に連絡しなくては、どうやって病院まで行ったら良いのか調べなくては、など一度に色々と考えてしまい、何からやったら良いのか、わけがわからなくなってしまったのです。

普段できることができなくなった

夫の弟なのだから、まず夫に連絡をしました。普段仕事中は機械を操作することも多いため、夫は電話に出ることがありませんが、なるべく早く折返しをしてもらうためにも、連絡を1番にすることにしました。

そして案の定、電話がつながらなかったので、留守電にメッセージを残して、待ち時間で病院の場所を調べました。地図を見る限りでは、我が家の最寄りの駅から電車1本で行けるように感じられましたが、慌てていたためか、地図を見てもまったく頭に入ってきませんでした。

結局、夫は会社を早退して、私と2人で病院まで行きましたが、夫も突然の弟の入院にかなり動揺していて、駅から10分かからずに着く距離の病院を見つけることができませんでした。

途中の商店にたまたまいた人に、道を教えてもらってたどり着いたのですが、着いてみて、弟の様子を自分の目で確かめて、やっと私たち夫婦の精神状態も普通に戻りました。

動揺した原因は

実は弟は何年も前から職場の問題がきっかけで、精神に不調を来していました。良くなった時期もありましたが、最近はまた不調になっていました。あまり職場にも行けていなかったようで、生活の不安も出てきていたようです。つい2~3日前も、生活費のことで夫に相談の電話をかけてきていました。

そんなことから夫は弟が入院したと聞いた時に、自殺を疑ったのです。救急隊員の話の様子なども考えると、自殺だとは限らないと私がいくら言っても夫は聞き入れようとはしませんでした。

夫は父も母も早く亡くしているので、この上弟までと思ったのかもしれません。夫の絶望感が伝わってくるような気がしました。

実際は病気だった

実際に医師に話を聞いてみると、椎骨動脈という首から脳に伸びている血管が内側から裂けて傷ついた状態になっていると言う事でした。これを放っておくと脳梗塞の原因になるので、緊急入院となったわけです。

弟は意識もあり、話ができる状態でしたが、今までにない激しい頭痛を経験したと話していました。吐き気もあり、苦しそうでした。医師、看護師ともに当面は歩くこともできないだろうと言い、入院するために紙おむつと尿とりパッドを用意するように支持されました。

自殺ではなかったけれど、今度は先のことを考えて夫も私も暗くなっています。仕事はどうなるのか、今まで通り1人で暮らしていけるのか、心配の種は尽きません。後遺症がなくても、油断していたらまた同じことになってしまうのではないかという不安もあります。

弟は糖尿病も発症しており、薬の服用も始めていたそうです。糖尿病の管理もしなくてはならないとなると、さらに気を使うことが増えそうです。

これも経験、誰かの役に立つかな?

本当に救急隊員からの電話というのは、焦ります。私は以前にも長女が交通事故にあったときに、電話をもらったことがあります。長女のケガは軽いものでしたが、やはり心臓がバクバクして、病院に向かうまでは生きた心地がしませんでした。

あらかじめこんなこともあるんだと知っていると、いざという時に少しは落ち着いていられるかもしれません。誰かの役に立てば良いと思ってこの記事を書きましたが、でも、こんなことはないに越したことはありませんね。

慌ただしい12月、どうか皆さんが心静かに過ごせますように。病院にはツリーが飾ってありました。

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