最近、ブログを読むときでも、骨粗しょう症やLDLコレステロールという言葉に気を取られ続けています。それだけ気にしているわけですが、特に骨粗しょう症については私が知りたい、実際の治療体験談のようなものはあまりなく、ならないように気をつけましょうという啓発記事が多い印象があります。
だから、カルシウムの摂取、適度な運動と日光浴が大切と書いてある記事がとても多いです。それから、更年期の女性は骨のカルシウムを保つことができなくなるため、骨密度の低下は避けられないというのも、定番です。
カルシウムを摂っていたつもりだったけど
これらの内容を見ると、私は何だか納得がいかない気持ちになります。私が最初に骨密度が標準よりも低いとわかったのは49歳のときで、まだ閉経していませんでした。まあ、その頃から女性ホルモンが減っていたのかもしれませんが…
しかし、そのときまで私は毎朝、牛乳を180ml飲んでいました。それも宅配で届く、カルシウムと鉄分を多く含んでいるタイプのものです。私はもともと牛乳が好きではありませんでしたが、母が骨粗しょう症になったのを見ていたため、自分でできることをしようと考えたのです。それだけではなく、当時はまだウォーキングもしていたと記憶しています。
カルシウムも運動も私には無理?
だから、自分では日頃の成果を確かめるために、市で行っていた骨粗しょう症検診を受けてみたのです。しかし、結果は良くなく、要精密検査というものでした。精密検査の結果、確かに49歳という年齢にしては骨密度が低いが、まだ骨粗しょう症の範疇ではないため、治療はできないと言われました(年に1度は骨密度を測りなさいと言われましたが、私はやりませんでした。大きな病院に行かないといけないと、思いこんでいたのです)。
骨粗しょう症検診では、食事に関しての講習会も行われました。そこでカルシウムは摂っただけすべてが身体に吸収されるわけではないと聞きました。
野菜や海藻のカルシウムは牛乳に比べて、吸収率が悪いそうですが、牛乳もせいぜい吸収率は50%なのだそうです。そうすると、カルシウムを摂るためには、かなり必死にならないといけません。もともと牛乳も、魚も好物というわけではない私は、講習会の途中から『もう、無理…』と諦めモードに入ってしまったのです。
そうこうするうちに、私はウォーキングで股関節を傷めてしまい、頻繁に痛むようになりました。これも診察を受けましたが、もともと私は股関節がキチンとはまっていないため、すり減りやすいそうです。無理に歩くのは良くないと言われ、すっかりやる気を失いました。
その後は忘れてしまった
その後、パートをしたり、母が入院して亡くなったりと、さまざまなことがありました。骨粗しょう症のことなど、気にしている時間がなくなったのです。パートをやめ、母が亡くなっても、骨粗しょう症のことを考えることはありませんでした。母の死後にはいろいろとやることがあったし、それがブログや内職を始めるきっかけにもなりましたが、もしかしたら、私は考えるのを避けていたのかもしれません。
思い出したのはつい最近、レディース検診を受けようと考えたときのことでした(オプション検査に骨粗しょう症と書いてあったのです)。10年近くも放置していたことになります。
この検診でも、精密検査を受けるように指導され、結果は骨粗しょう症でした。骨密度はこの10年で10%も下がっていたのです。結局、骨粗しょう症を予防する生活は私にはできませんでしたから、仕方がないと言えば仕方がなかったです。しかし、皆さんはそんなに骨粗しょう症にならないように生活をしているのでしょうか。
楽しく普通の生活をするためには、骨粗しょう症は避けたい存在ですが、骨粗しょう症にならないための生活は、もう普通の楽しい生活ではないように私には思えます。私は骨やコレステロール値のことばかり考えながら食事をしたくないと思うのですが…
病気になるのは運が悪かったと思いたい
私が骨粗しょう症になったのは、加齢と運だと思いたいです。この病気はつい、カルシウムを摂らなかったから、運動不足の生活を送ったから、と自分を悪いと思いがちですが(49歳の私もそうでした)、私はもういい加減自分を許したいです。自分の悪いところを認めるのが嫌で、私は骨粗しょう症から目を背けてしまったのかもしれないと思っています。
もう自分を責めず、淡々と薬を飲む生活ができる人になりたいですが、大丈夫でしょうか。薬は飲むだけですが、それをもらってくるのは自分です。もうそろそろまた、薬をもらって来ないと挫折しないと良いな~、と思っています。それにしても、骨粗しょう症の治療をしている方がもっとブログなどで情報発信をして欲しいです。
あ、自分でやれば良いのか。