先日、久しぶりに夫が自治会の会合に出席。酒を飲んで帰宅してから、長女まで巻き込む不愉快な事態になった上、翌日夫は体調不良で欠勤をしてしまいます。
酒をやめて信頼回復できるなら…と思ったが
実は長女はかなり前から酒を飲んだ夫のことを嫌がっており、あまりにも嫌なので自分は決して酒を飲まないのだと聞いて、私もショックを受けました。長女と夫、両方の話を聞いていると、長女が何か誤解をしている、もしくは繰り返し思い返しているうちに記憶が改ざんされているような気もしました。
しかし、繰り返し思い返してしまうほど嫌になったことの原因は、夫の飲酒に間違いありません。もし、夫が飲酒をしていなければ「それは違う」とはっきりと反論できたのに、飲酒をしていたばかりに長女からは「どうせ覚えていないでしょ?」と言われてしまいます。
こんなことは2度とごめんだと思った私は夫に酒をやめるように提案しましたが、夫はすごい勢いでそれを拒絶しました。
それでは私がやめてみようと思う
私も以前は毎日のように酒を飲んでいました。娘たちが幼かった頃、酒は手軽なレジャーの1つでした。それがストレス解消になると信じて疑いませんでした。酒を飲んで酔が回ってくると、昼間にあった嫌なことがどうでも良くなって行くように感じられたのです。
このどうでも良くなるところが、ストレス解消になっていると信じる根拠になっていましたが、今思うとアルコールで頭の中が麻痺していただけだったと思います。大体、酒を飲んでもストレスの原因に何か変化があるわけではありません。
ストレスの大本はそのままですから、また飲まずにはいられなくなり、酒の量だけが増えることになります。
今ならそれがわかりますが(自分の意志で飲酒の頻度を週に1回まで減らしたので…)、夫は当時の私のように酒を飲むことが唯一のストレス解消だと思いこんでいます。酒をやめろと言われることは、夫にとってはストレス解消を捨てろと言われていることになるのです。
以前は酒を飲んでいた者として、夫の気持ちはわかります。しかし、酒をやめるのを全力で拒否する夫を見ていて、私は正直怖いと思いました。
私なら、酒をやめて信頼が取り戻せるなら、酒をやめるのに…と思いました。じゃあ、私は完全に酒をやめられるのか?と考え、とりあえずやめてみようと思うに至ったのです。
夫のことを怖いと言っておきながら、自分は適正量だから大丈夫と飲酒を楽しむのは少々おかしいのではないかと思ったからです。
今のところ私は飲んでいません
酒をやめたと言っても、まだせいぜい3週間です(明後日の火曜日でちょうど3週間経ちます)。特に辛いとも思いません。この数年、私の飲酒は週に1度だけでした。以前は毎晩だったのを3日に1度に減らし、それを週に1度に減らしたので、酒をやめるための準備期間になったのでしょう。
毎晩飲んでいたのをいきなりやめたら、やはり辛かったのではないでしょうか。私が最初に飲酒の機会を減らそうとしたのは、もう15年以上前のことです(次女がまだ小学生でした)。今のろころ辛くはないと言うだけで、今でも自分できっぱり酒をやめられる自信はありません。
酒をやめるにはもしかすると、強い意志と長い助走期間が必要なのかもしれません。夫には無理なのかも…
酒もタバコも最初から口にしなければ、やめる手間も苦しさも知らずに済みます。健康不安も減るし、ムダな出費もなくなります。なぜ人間はなにかに依存しなければ生きていけないのでしょうか。本当に面倒くさい!
甘いものやコーヒーにも依存性があるような気がしますが、酒やタバコよりはマシな気がします。とりあえず私は甘いものを食べ過ぎて暴れてみんなが迷惑した、などという話を聞いたことがありません(ムダな出費にはなるし、長い目で見れば健康被害が出ると思います)。
娘たちは酒を飲もうと言う気持ちも、タバコを吸おうと言う気持ちもないようです。それはそれで良かったのかもしれませんね。