今月も通院してきました。毎月、気が重いですが嫌だと言っていても仕方がないし、薬を飲まないでいてせっかく安定している甲状腺ホルモンの数値が悪化すれば、自分が嫌な思いをするだけです。
なぜ通院が嫌なのか
いろいろな方のブログを読んでいると、通院が嫌だというのは共通の思いのようです。自分の周りの人たちも年を取れば皆、どこか悪いところが出てきて通院していました。
私はそれを見ていて、通院は仕方のないこと、大まかには元気で普通の生活を送っていられればそれで良いのではないかと思っていました。それでも実際に自分が通院することになると、こんなにも嫌なのです。
何故かな~と考えてみたところ、気がついたことがあります。それは今のままではずっと(多分一生)通院がやめられない、ということです。自分の意志でやめることができないから、まるで強制されているように感じて、通院が嫌になるのではないでしょうか。
私は橋本病で通院していますが、甲状腺ホルモンを薬で補えても、甲状腺ホルモンを自分で出せるようにはできません。橋本病の影響で、コレステロール値も高いのですが、これも薬で抑えています。薬を飲んでいる間は抑えられますが、飲まなければまたもとの通りです。
いくら真面目に通院して薬を飲んでも決して根本は変わらない。薬で症状は抑えられて、普通に生活できても、大災害などで薬が手に入らなければ元の木阿弥だと自分でもわかっています。これが私にとっては実に悲しいです。真面目に通院する甲斐がないと思ってしまうのです。
薬による恩恵はわかっているが
私は決して薬が怖いとも悪いとも思いません。夫は薬は毒だと言って、嫌っています。私はかつて夫に言ったことがあります。
薬が嫌だと言うならそれも良いでしょう。でもそれなら、痛風の発作が起きてもワアワア騒がないで!医者に何とかしてくださいと言わないで!自分で我慢してください。
現在は夫も私と同じ医院に毎月通院していますが、今でも何かと言うと「薬は飲みたくない」「薬は嫌だ」と口にしています。しかし、夫こそ薬による恩恵を受けています。
夫は薬を飲みだしてからは1度も痛風の発作を起こしていません。ただ、それでも私は思うのです。身体を根本から治す薬があれば、みんな喜んで通院するだろうと。
現在の薬は血圧やコレステロール値が高ければ低くするように、ダメなところを一時的に抑える効果しかないのではないでしょうか。飲んでいる間は良くても、服用を辞めればもとに戻るわけですから、効果は一時的でしょう。
これが数年間服用すれば、もう大丈夫というふうになれば良いですよね。そんな薬がないわけですから、医療従事者も患者の通院したくない気持ちをよく汲み取って、寄り添ってくれればいいな~、などと思っているわけです。
私は今年60歳になりますから、後20年も通院しなくてはならないかも…そう考えるとやはり嫌ですね。来月はゴールデンウィークもありますから、薬を切らさないように注意しないといけませんね。