携帯電話が使えなくなってしまった夫。
携帯ショップで代替機を貸してくれると言われましたが、夫はもう何もかも嫌になったようで断っていました。
携帯電話のない2週間が始まる
仕事中の連絡に携帯電話を使うと前から聞いていたので(職場がゴルフ場で広いため、ちょっとした連絡も携帯頼みになる)、2週間も使えないのは大丈夫かなと思いましたが、夫は大丈夫だと言いはります。
一昨日に夫は初めて携帯電話を持たずに出勤しました。いつも携帯で連絡をしてくる人には朝一番に「今日は携帯電話を持っていないので、連絡できませんよ」と断りを入れたと言っていました。
それで何事もなかったそうです。
夫の仕事はゴルフ場のコース管理で、芝刈り機などを使う機会が多く、いつも電話が鳴っていないか気になっていたそうです。折々に電話をチェックするのも欠かせませんでした。電話を持っていないと公言した結果、電話を気にする必要もチェックする必要もなくなったわけです。
それは確かに気楽になったでしょう。何だか夫はいつもより穏やかでさっぱりとして顔つきに見えました。
携帯電話を持つ本当の理由
ただ、夫はこうも言っていました。
緊急で連絡したいことがある場合、携帯を持っていないと相手が俺のところまで足を運ばなくちゃならないよね。それが申し訳ないし、もっと言えば貸しを作るみたいで嫌なんだ。
確かに私もPTAの役員をやったときに「携帯電話、持ってないの?それじゃあ、あなたにだけ別に連絡しないといけないわけね…」などと言われている人を目撃しました。
私たちが携帯電話を持つ大きな理由は誰かに迷惑をかけない、ということなのかもしれません。しかし、こういうことって終わりがありませんよね。
携帯電話もスマートフォンが普及すると、今度はガラケーの人が同じようなことを言われました。私自身も、「スマホに替えれば、LINEで一斉に連絡できるのに」と言われたことがあります。
そのとき、「うん、わかった。スマホに替えるよ」と返事ができるような人間だったなら、私の人生も少し違ったものになったのかもしれません。
まあ、夫の場合、携帯電話がないと言っても期間限定だし、たまには良いかもしれないです。携帯電話よりもお酒を期間限定でやめてくれたら、そちらの方が夫のためになるとも思いますが…