オリンピックの感想・負けて泣いたっていいじゃないか!多分泣くのを我慢しても良いことはない

どんな人間も泣く テレビ

連日のオリンピック。楽しく観戦をしている方も多いのでしょうが、私は根っからの運動音痴、スポーツ観戦にもまるで興味がありません。この暑い夏が早く終われと思っているのと同じくらい、早くテレビが通常モードに戻らないかな~、と思っています。

そんな私でも、ある柔道選手が試合に負けて大泣きしたことは、とても印象に残っています。これにはかなり批判的な意見も多かったようですね。

感情は抑え込めない

確かに大の大人がひと目もはばからず号泣する場面は珍しいものですが、私は個人の感情を止めることはできないと思っています(実際に身近な人が大泣きすれば、慌てるとは思いますが…)。

ですから、負けた柔道選手が泣くのも、止めることができないと思うのです。それだけ、選手には大変な出来事だったのでしょう。

人前ではグッと堪えることができれば、かっこよかったとは思いますが、感情の発露を無理に止めるとまた別の影響が出てくるとおもいます。

実際に大泣きした選手はすぐに感情を立て直したようで、それほど時間が経たないうちに別の選手の応援をしている姿が見受けられました。感情を無理に抑え込まなかったことが、彼女をスッキリさせたのではないでしょうか。

泣くことが問題になるのが問題

報道に関する技術が発展したことで、以前なら視聴者からは見えなかったこともはっきりと見えてしまうようになりました。今回の大泣きも写真だけで見るなら、人々にそれほどの衝撃を与えなかったかもしれません。

そして視聴者も以前なら自分の心の中だけで思っていたことを、世界に向けて発信できるようになりました。内輪の噂話で話している分には、良かったことでも、全世界に向けて文字にして発信してしまうとそれは誹謗中傷になってしまいます。

選手にとっても視聴者にとっても、現代はとても難しい時代なのでしょう。選手は後日SNSで人前で大泣きしたことを謝罪したそうです。

泣いたくらいで謝罪をしなければいけないとは、本当に大変な時代です。ため息が出そうです。人としては泣くのが当然のことで、泣けない方が問題ではないのでしょうか。素直に泣けない状態が続けば、いつかはそれが病気につながったりすると思います。

大体、柔道選手が泣いたからと言って、私たちには何も迷惑がかかっていません。泣いた姿を見てどう受け止めるかは、もう受け止める側の問題です。もしかすると、選手が泣いたことを非難する人たちは、自分が泣くことを抑え込んでいたのかもしれません。

『私は泣けなかったのに、何でこの人は全世界に向けて泣いているの!』などと思って腹を立てていたのかも…それとも、私が柔道に興味がないから、選手が泣こうがどうしようが関心がないのでしょうか。

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