昨日、仕事が休みだった長女は友人(女性)に会いに行きました。付き合いがそれほど長いわけではありませんが、とても気の合う友人のようで、いつも会いに行く前日から洋服や靴の準備を楽しそうにしています。
家がかなり離れているため、出かけると帰るのは遅いです。終電に乗って帰って来ることが多いです。月に1度くらいのことなので、あまりうるさく言いたくありませんが、終電で帰って来ると当然家に到着するのは深夜です。
帰宅の遅い長女が心配
強盗事件なども頻発しています。万が一にでも、そんな事件に遭遇してしまうかもしれないと考えてしまうし、交通事故などの可能性もあるでしょう。
防犯上はあまりよろしくないな…と思っていましたが、だからといって友人に会うときに時間制限をするわけにもいきません。成人した人同士の付き合いを親が制限するのは、なんだかおかしなことだと思うからです。
そう、思っていても心配は消えてなくなるわけではありませんが、どうするべきかはわからなかったので、私はその心配を何年も抱えていました。
そうして、『いい加減に(長女が)一人暮らしでも始めないかな~。そうすれば一々長女の心配をしないで済むのに…』などと考えていたのですが(明らかに【見ぬもの清し】の精神ですね)、昨日は夫も同じ心配をしていることがわかりました。
夫の考えた解決策は…
夫は解決策として、長女が車の運転をすれば良いと言っていました。確かに運転中は誰かに襲われる心配はないかもしれません。ただ、長女が使っている駅のすぐ側には、コイン駐車場がありません。
家まで歩いたり自転車に乗ったりするよりは、近いでしょうが、駐車場に行くまでの間に何もないという保証はないのです。それに運転をしたら、今度は事故を起こさないか、という新たな心配をしなくてはなりません。
私は運転歴30年ですが、今でも夜間の運転は苦手です。長女がそれを乗り越えて、親を安心させるために運転をするとは思えないのです。長女は20歳のときに運転免許を取りましたが、取ってすぐに自分は絶対に運転しないと言って、本当に1度も運転していません。
長女は自分の運転技術に思うところがあったのかもしれないし、運転をするストレスが我慢できないと思ったのかもしれません。そこのところは私にはわかりませんが、親を安心させるために無理強いをすることはできないでしょう。
夫は「運転すれば、雨の日だって関係ない。自転車に乗るよりもラクになるよ。どうして頑なに車の運転をしないんだ」と言っていますが、ラクになると思っているのは私たちです。結果として長女もそう思うようになるかもしれませんが、何年かかるかもわからないし、ラクだとは思えないかもしれないです。
心配を手放したいが
子どもにああして欲しい、こうすれば良いのに、などと思うのは、結局親が安心したいからかもしれません。特に私たちのようにもう若くはない年齢になると、嫌でも自分がいなくなった後のことを考えます。すると、なんとか早く安心したいと焦るような気持ちになってくるのだと思います。
今までは何でも順番、長女もいつか私たちの気持ちがわかるはず、とおおらかな気持ちでいれば良かったですが、今はそうもいかなくなりました。『いつかはわかってくれる』と思っていれば、心配でいっぱいの気持ちを乗り越えられるかもしれませんが、それは望めなくなったのです。
それに長女が子どもを育てるなら、理解する日も来るかもしれませんが、今のところ長女にはその可能性はありません。私たちがしている心配を長女が理解することはないでしょう。
今私が子どものことで安心したいなら、自分の気の持ちようを変えるしかないのかもしれませんね。30歳を超えた長女の帰宅時間が遅いからと言って、心配するのって傍から見たら滑稽なんでしょうか?でも、なかなか心は切り替えられないんですよ…
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