夫の同僚に決して酒を飲まない人がいます。幼少期に同僚の父親が酒を飲んで、母親に暴力を振るったのを見て、酒を飲む人に対して嫌悪感を覚えるようになったようです。
この同僚がことあるごとに「酒や煙草をやる人のことが信じられない」というそうです。
夫の話に疑問を感じた
先日もあまりにも酒や煙草をやる人のことを非難するため、夫はまるで自分のことを言われているように感じ、腹を立ててしまったのです。それでつい、こんなことを言ってしまいました。
お前は飯ばかり食ってるよな。もしお前がそんなに飯を食うなと言われたら、言う通りにするのか。酒や煙草もそれと同じだぞ。
同僚は昼食としておかずの量に対して、大量の白米を食べているそうです。それだけでは足りないため、あらかじめ団子などを食べてお腹を膨らませてから、昼食を食べています。それを夫は毎日『すごいな~』と思いながら見ていたのです。
「そいつ、俺に言われたらシュンとしちゃってさ。何も言わなくなっちゃったんだぜ」と夫は言っていましたが、何だか私はいろいろと考えてしまいました。
たくさんご飯を食べても誰にも迷惑かけないと思う
確かに酒や煙草をやる人がすべて悪人ではありませんから、そういう人すべてを否定するようなことを言うのは良くないでしょう。ただ、なぜそんなことをその同僚が言うに至ったのか…それがわからないのに、相手をこてんぱんにするようなことを言った夫も感心できないと私は思います。
もしかすると「酒が飲めないなんて、つまらないやつだな~」くらいのことを夫たちがよってたかって言ったのではないかと思うのですが、それは確かめようがありません。夫は、同僚を怒らせるようなことは何も言っていないと主張しています。
酒以外のものを大量に飲み食いしたとしても、それで意識や記憶を失ったとか、暴言や失言を発して人間関係を壊したなどの話は聞いたことがありません。まさにその人の勝手です。
大量の飲み食いで自分の健康を害することがあっても、煙草の副流煙のように、周りの人の健康を害することはありません。私はどうしても、夫の同僚の方がもっともなことを言っているように感じ、同情的になってしまうのです。
酒や煙草は周りの人に害が及ぶが…
まあ、周りの人が何を飲んでも食べても、気にしないでいられればそれが一番良いとは思います。ただ、酒や煙草は自分にも害が及ぶかもしれません。そうすると黙ってはいられなくなるのです。夫の同僚もそうだったと思いますが、私もそうだったのです。
私は別に暴力を振るわれたわけではありませんが、酒を飲んだ夫に八つ当たりをされることが結構ありました。特に夫が定年退職をしてからが酷かったと思います。
くどくどといつまでも終わらない世間への文句を聞かされているうちに(しかも声が大きいのでうるさい)、本当に夫だけでなく酒が嫌になりました。それで私は今年の3月に断酒を決意。以来1度も酒を飲んでいません。酒を飲んでいては、私にも夫のようになる可能性があるからです。
大体酒を飲む人(夫だけか?)は、都合の悪いことはすべて記憶にないと言うのも嫌です。記憶にないから謝らないし、自分のしたことを改善しようともしません。こんなふうに思っているから、夫の同僚に同情的になるのでしょうか。
できれば一度本人から話を聞いてみたいです。夫たちから何か言われたんじゃないかな~。まあ、そんな機会はないでしょうが…
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