夫婦関係を継続させるために必要なのは愛だけではないと実感した

お互いの言葉に腹を立てる夫婦 生活

NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていたら、源頼朝(大泉洋)が北条義時(小栗旬)に前の妻と別れ、政子と新たに夫婦になる理由を語る場面がありました。

結婚の理由は愛でも恋でもなかった

頼朝が結婚する目的、それは平家に滅ぼされかけている源氏を再び盛り上げるために、頼りになる身内が欲しかったからでした。前の妻と子どもまで作ったのには、妻の実家に後ろ盾になって欲しいという気持ちがあったからでしたが、妻の実家ではそれを良しとしませんでした。

妻の実家はそれまでの主(平家)に背いてまで、頼朝の後ろ盾になる気はなく、かえって主の手前、自分の娘と頼朝が関係を持ったことを隠そうとして、生まれた子どもは殺害、頼朝の命まで狙ったのです。

そこに北条氏が表れました。頼朝は政子と夫婦になり、北条氏に新たな後ろ盾になってもらい、平家を滅ぼし、国を作り変えようと考えたようです(あくまでドラマの中の話で、本当はどうだったかわかりません)。

この話は聞きようによっては、夫婦の愛よりもとにかく国を作り変えるという目的が大切だと受け取れますが、とても私には潔いように感じられました。私たちが夫婦の間に愛だの恋だのを持ち込むようになったのは、一体いつ頃のことでしょうか。

愛よりも大切なのは?

確かに夫婦になるには、それらの要素も大切なのかもしれませんが、愛だとか恋だとかは目に見えるものではなく、人にこんなものだよと上手に説明できるものでもありません。長い生活の間には見失ってしまうものかもしれません。

愛や恋とは関係なく結婚した、一時代前の夫婦があまり離婚していないのは、女性が虐げられていた時代だったということの他に、何か理由があるのではないかと思います。そしてその理由を源頼朝が私に教えてくれたような気がします。

愛や恋ではなく、夫婦関係が継続するために必要なのは人生の目的ではないでしょうか。政子は頼朝の目的に向かいともに進む決意があったのでしょう。だから、史実でも夫亡きあとも幕府存続のために、力を尽くしたのだと思います。

そんな大きな目的でなくても、子どもを無事に育て、人生を生き抜くというのも立派な目的だと私は思います。2人でその目的達成のために協力していけるなら、愛や恋がなくなっても構わないわけです。

目的を見失って迷走している夫婦が多いのかも

逆に愛や恋があっても、2人が目的を見失ってしまったら、夫婦に未来はないのかもしれません。2人で生き抜くためには、何かトラブルがあったら、心を1つにして対処するでしょう。愛や恋に重きを置きすぎて、人生の目的を見失っているのが、現代の夫婦なのかもしれないですね。

何となく、夫婦間に大切なのは愛ではない、などというのは悪い事のように感じていましたが、頼朝がまだ物語が始まったばかりなのに、ずばりと言ってくれたので、素直になるほどと思えた次第です。頼朝が本心を語ったからこそ、義時は頼朝を信頼して、人生をかけてついていく気持ちになったのかもしれません。不安視していた姉・政子についても納得できたのではないでしょうか。

ただ、愛や恋は関係ないとは言え、夫婦を続けていくためには情は必要ではないかと思います。情がなくては、長い人生、殺伐としてしまうでしょう。私は、夫婦はビジネスパートナーとは違うと思っています。

私と夫も人生を生き抜くという目標をまだ達成できていませんが、これからどうなるでしょうか。何とか目標を見失わないように、2人で切り抜けていきたいです。それにはまず、夫の弟のこと、それから次女のことを解決する必要があります(まあ、落とし所を見つけるという感じになるでしょうが…)。

迷走しそうになっても、気を取り直して夫と人生を駆け抜けて行けると良いな、と思います。

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