今日は秋祭りです

季節

私が住んでいる地域では今日は氏神様の秋祭りです。今日は10月20日の日曜日、ほかにも秋祭りを行っている地域があると思います。今年は大きな台風が通り過ぎたばかりです。秋祭りはその年の収穫を祝い、次も収穫できるように神様にお願いをする目的があるそうですが、今年は特に神様にお願いをしたい人がたくさんいるのではないでしょうか。

今年のような年に、秋祭りが必要

先日台風19号が上陸したとき、私はなすすべもなく、ただ家の中でじっとしているだけでした。
台風を恐れながら、家でじっとやり過ごすしか私にはできなかったのです。いくら文明が進んだといっても、世の中の大部分の人が私と同じような過ごし方をしたはずです。きっと昔の人たちも同じで、台風などの自然災害のために食べ物が不足することも今よりは多く、深刻な問題になったことも多かったでしょう。

だからこそ、無事に収穫できたときの喜びは大きく、神様に感謝を捧げる秋祭りが日本全国で行われるようになったのだと思われます。大きな災害があったことで秋祭りについて、考えさせられました。

私が住んでいる地域では、春と秋の祭りのときに、足踊りが奉納されます。
仰向けに寝転んだ人が両足を上に突き出します。足首の辺りにお面を着けて、お囃子の音色に合わせて動かすのが足踊りです。足の部分だけを見せるので、見物する人には小さな踊り子が二人いるように見えます。

わが町の祭りは、足踊りが目玉!

よく人形劇の人形を手にはめますが、足踊りは足ですべてを表現します。
足でそんなに動きを付けられるものではないと思うかもしれませんが、上手な人がすると男の役(ひょっとこ)はひょうきんなお調子者、女の役(おかめ)はひょっとこに寄り添う姿がしおらしく見えるのです。とてもおじさん(年齢はおじいさんに近い)人がやっているとは思えません。手よりも足の方が長い分、見物する人にはよく見えるのも足の強みかもしれません。

足踊りは幕末から明治にかけて始まったそうですが、娯楽がたくさんある今見ても、よく工夫されていると感じます。おかめとひょっとこは、足であるにも関わらず、傘や扇を使うのも素晴らしい技術です。これだけ工夫された足踊りですから、神様にも喜んでもらえるのではないでしょうか。来年はぜひ、日本全国で無事に生鮮食品(農産物だけでなく、食肉や鮮魚も)が収穫できるようにお願いしたいものです。

日本からお祭りがなくなる?

でも日本全国を見ると、このようなお祭りに関することはドンドン廃れていっているそうです。
原因は後継者がいないことです。昔はみんなで酒を飲み、騒げるのはお祭りのときだけといっても過言ではありませんでした。だから、お囃子なども参加する人に困ることはありませんでした。今は娯楽は豊富だし、酒もいつでも飲めますから、何も気を使って、自分より年上の地域の人と付き合う必要がありません。

また、お囃子には楽譜がなく、すべて口伝えに頼っていたことも廃れた原因の1つです。
楽譜に残しておけば、後から誰が見てもお囃子を再現できるのに、それをしていなかったために、気付いたときはお囃子を知っている人がみな亡くなっていたこともあったようです。
口伝えというのは、昔ながらの師匠と弟子のような関係を生みやすく、今はそれを受け入れられない人が多いのも原因になっているかもしれません。

お祭りは、今こそ必要!

私の夫は10年ほど前からお囃子に参加していますが、年齢は55歳です。
それでも、お囃子をやっている人たちの中では若手です。このまま日本全国でお囃子がなくなったら、神様にお願いをする機会もなくなっていくのでしょうか。自然の猛威になすすべもない今、私たちには神様が必要な気がします。

みなさんも自分が住んでいる地域のお祭りをもう1度見直してみてはいかがでしょう。
自分には当然のことでも、ほかの地域の人からは珍しがられることがあるかもしれません。
地域を見直すきっかけにもなるし、神様という大きな力について考えることができるかもしれません。自分の子どもや孫にお祭りを残したいと思うようになったら、何かが変わっていくかもしれませんね。

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