母の形見の財布を使っているけれど

家族

あなたはどんな財布を使っていますか?そしてそれをどれくらいの期間使っていますか?
財布を買い替えたいと思っても、なかなか気に入ったものは見つからないような気がしますが、どうでしょうか。

亡くなった直後に、もらった!

私が使っている財布は、弟が母にプレゼントしたものでした。財布を使いだして、すぐに母が亡くなったため、もったいないから私に使うようにといって手渡してきたものです。
手渡してきた場所は、病室で母が亡くなった直後でした。亡くなると病室にはいつまでもいられないため、荷物をまとめる必要があったのです。

亡くなった直後に形見をもらうのは、生まれて初めての経験だったのでかなり驚きました。
私は形見というものに、何か抵抗があって、それまでもらっても使ったことはありませんでした。でも、ちょうどそのころ使っていた財布が傷んでしまい、スーパーで何度か硬貨が転がり出てしまう経験をしたところだったので、その財布を使うことにしました。

財布は二つ折りタイプのオレンジの革製で、表面にはボコボコとした加工がされています。
小銭入れの部分は、がま口の金具がついていて、かなり広めに開けることができるので、買い物にはなかなか便利です。ただ、二つ折りタイプのためか、財布自体の厚みはかなりあり、私が使っているショルダーバッグの中ではかなり場所をとります。

母が亡くなって、来月でちょうど4年がたちます。だから財布も使いだして4年ということです。
結構財布は劣化するものです。私が主婦だから、特にそうなのかもしれません。何しろ主婦の財布は小銭やポイントカードでパンパンになっていることがよくあります。心なしかがま口の金具もゆるんできたようです。

次はどんな財布がよいか…

そろそろ次の財布を探したいのですが、気に入ったものが見つかりません。財布がそろっているお店もあまり見たことがないし、ネットで探すと次から次へと品物を見てしまい、結局何がよかったのかわからなくなってしまうのです。

小銭入れの部分は、ボックスタイプになっていて、大きく開くのがよいし、二つ折りでコンパクトなタイプがよいし(私は手が小さいので、財布が大きいと持て余してしまう)、と考えると本当に気に入るものが見つかりません。

考えてみると、形見でもらうというのは、財布の方から私の手の中にやって来てくれたということです。うまい具合に財布が手に入って、私はラッキーだったのかもしれません。財布は自分で買うより、人からもらったほうが縁起がよいそうですし、人がくれるものには、それほど文句はいえないものです。

弟は私に『せっかくプレゼントしたのに、おふくろはもったいながって、使わなかった…』といっていましたが、私が実際に使ってみて感じたのは、財布が分厚過ぎて、使いにくいということでした。母はもう少しコンパクトな財布がよかったのかもしれないな~、なんて考えるとちょっと笑えます。

いつ手に入る?新しい財布

でも、分厚い上に、鮮やかなオレンジ色は、決して行方不明になることがないというメリットでもあります。財布の派手な色は、無駄遣いに通じるとして嫌う人もいるようですが、使い勝手の上ではよいのではないでしょうか。私もそれまでは、派手な財布はよくないと信じて、黒や紺を使っていましたが、今と比べて昔の方が経済状態がよかったということもありません。

新しい財布が手に入ったら、今使っているものは、処分すると思います。
使えるだけ使って処分するなら、財布にも母にも弟にも、申し訳なくありません。
こうして、母が亡くなったことも過去のことになっていくんだな、と思っています。
私は今55歳ですから、ウカウカしていると、すぐに自分の番が回ってくるかもしれません。

もし形見の品が手元にあって、それが実際に使えるものなら、使ってみるとよいですね。
それが使い古されるころには、少し気持ちが前を向いてくれるようになるかもしれませんよ。

財布の話が形見の話になってしまいました。キャッシュレス化が進んでいる今の時代、財布も過去のものになっていくのかもしれません。もしかして今のオレンジ財布が私の最後の財布になって利して、なんて考えすぎでしょうか?

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