金融機関は人を圧迫してくる

生活

我が家は主な金融機関としてJA(農協)を使っています。たまには払込みに行かなくてはなりません。通帳の名義が夫になっていますが、年々厳しくなって私が行っても、余計な手間がかかるようになりました。

夫は金融機関に行きたがらない

そこで夫が行くことになるわけですが、夫は度々私に一緒に来るように要求します。払込用紙に記入するのが面倒だとかいろいろ言うので、こちらこそ面倒だよと思いながらも一緒に行っていました。

ところがこちらのブログ記事を読んで、私は少し考えが変わりました。はっさくさんという女性のブログ「グレーゾーンなわたしたち」です。はっさくさんの夫はADHDという特性を持っています。これは発達障害の1つで、日本語では注意欠如多動性障害と言います。

名前から多少は推測できますが、ADHDの特性を持つ人は、うっかりミスが多く、長時間集中して作業するのが苦手だったりします。だから部屋の片付けなどができない人もいるそうです。はっさくさんの夫はこの特性から、銀行でお金に関すること、払込みだとか自動引落の手続きなどをすることが大の苦手で1度にちゃんとできたことがないそうです。

しかし、彼は苦手なことを人(この場合は、妻であるはっさくさん)に任せることを嫌がっていたそうです。多分、人ができることは自分もできるはずだと考え、できないのは自分が悪いと責める気持ちから、苦手な銀行での手続きを手放すことができなかったのでしょう。

はっさくさんのブログを読んでいたら、夫のことを思い出し、なんだか腑に落ちました。夫は手続きがdできないわけではありませんが、夫の中には金融機関に対する苦手意識があるようです。あの環境は次の人に迷惑だからなどと私たちを焦らせるのではないか、そんな圧力が金融機関にはあるのではないかと思ったのです。

みんなが利用しやすいように変化して欲しい

はっさくさんの夫は明らかに私たちとは違うのかもしれませんが、ADHDというのは、はっきりと線引きができるものではないはずです。つまり私たちも知らずしらずのうちにはっさくさんの夫と同じ部分を持っているのかもしれません。

だから、はっさくさんの夫が生きやすい世の中は私たち全員にとって、生きやすい世の中になるわけです。誰でも生きやすい世の中を作るのは、誰のためでもない、自分のためです。

まあ、今の私に考えられるのは、何度も夫婦で金融機関に行って、手続きをするところを見せるとか、金融機関の方で様々な特性を持つ人に対する店作りをするなどです(視覚障害や聴覚障害の人には、金融機関の方でも配慮をするはずです。発達障害の人に対しても配慮をしても良いと思います)。

苦手なことを手放すことも必要

しかし、人間はもっと苦手なことを手放しても良いと思います。例えば、毎日料理をしている人でも、いろいろな人がいます。誰でも味噌や醤油から手作りしているわけではないし、そうでない人を手抜きと呼んだりしません。みんな適当なところで折り合いをつけて生活しているのです。

だから、金融機関の手続きが苦手でも、私はちっとも構わないと思うのです。少しだけ努力して、1つか2つできることを増やせば、それで十分ではないでしょうか。預金を下ろすのだけはするとか…。

それにしても金融機関のATMの前の列に並んでいる人たちは、なぜあんなにピリピリするのでしょうか。私は並んでいるのを見るだけで、今日はダメだと断念することもあります。それなのに、窓口に行くとATMの方が早いですよ、としつこく勧めてきたりします。金融機関で誰もが圧迫を感じないようになるには、まだまだかかるということかもしれません。

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