微熱

発熱くまちゃん コロナ

発熱騒ぎから2日、仕事も普通にこなし、すっかりよくなったかと思った夫ですが、今朝熱を計ったら37.2℃ありました。昨夜よりも上がっています。リビングのテレビではタイミングよく、新型コロナウイルスに感染した人が、1度発熱したけれどすぐに下がったので、大丈夫だと思ってしまった、と語っていました。夫は少し引きつった顔をしていました。

呆れた夫のいい分とは

ゆみこねこ
ゆみこねこ

すぐに仕事に行かないで、様子を見ようっていったよね。

といった私に対して夫の言い分はこうでした。

夫

コロナだと思われると、ずっと仕事に行けなくなるから困るよ。それに職場でみんなが発熱しても、俺からうつったっていう証拠は何もないから、大丈夫だよ。

朝っぱらから呆れてしまい、私は言葉もありませんでした。新型コロナウイルスだといわれるのが嫌なら、なにか別の理由をいって休めばよかったのです。夫の職場はゴルフ場なので、かなり前から客数は減っていて、毎日暇で困ると自分でもいっていました。有給を使って休むなら誰も文句はいわない状況になっていました。

ただのカゼでもインフルエンザでも、苦しい思いをするのは新型コロナウイルスと同じです。ただのカゼが悪化して肺炎になることもあります。誰かにうつさないためにできることがあるなら、やった方がよいのは当たり前です。

やっとの思いで夫にそれを伝えると、自分は嘘を付くような人間ではないと偉そうにいっていました。確かにカゼもインフルエンザも人から感染することはわかっていますが、現実にどこの誰からのウイルスだと確認するわけではありません。職場の皆さんが発熱しても、夫の責任にはならないし、責められることもないでしょう。

予防は誰のためにするのか

それでも、自分の周りの人に苦しい思いをさせたくないから、皆マスクをしたりうがい手洗いをして、予防に努めているのだと私は思っています。家族もそうですが、一緒に何年も働いていたら、自然と思いやりの心が生まれて、この人たちにうつさないようにしようという責任ある行動をとると思っていました。

夫も職場の人たちに対して、心底からうつしてやれ、とは思っていないはずです。私と会話をした後、気まずくなったのか「みんなにうつしたら悪いから、もう1度寝るわ」と、そそくさと起きてきたばかりの寝室に戻ってしまいました。

ソーシャルディスタンスだけではダメ?

今回、新型コロナウイルス感染を防ぐためには、距離が必要だといわれています。でも、体は距離を置いていても、心は近くないと感染は防げなくなると、実感しました。

心が近くないと、自分とは関係ない人、そこにいないのも同然の人になってしまいます。それではうつさないようにしようという、思いやりの心が生まれてこないし、自分と家族だけが感染しなければよいという考えにつながってしまうような気がします。夫のような行動をとってしまう人が後を絶たないような気がします。

後悔しても始まらないけど…

今私は、出社しないように、もっと強く夫を止めていればよかった、自分も人と会うときにはマスクを外さないほうがよかったと後悔の念にかられています。私までも、誰かに感染させる原因になっていたらどうしよう、と再び考え込んでいます。

進歩のない話で、申し訳ありませんでした。でも、きっと同じようなことで悩んでいる人もいるのではないかと思い、ブログに書いてしまいました。

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