代用できない

家族

夫には弟が2人います。現在脳梗塞で入院している三男と、家庭を持ちながら別の女性と子どもをもうけて自宅を出ていってしまった次男です。そして、私にも弟がいます。

私の弟に固執した夫

5年前に母が亡くなり、急に一人暮らしになってしまった弟が私は少々心配で、お墓参りなど機会を作っては顔を見るようにしていました。一度、夫がこう言ったので、元日に我が家に招待したこともありました。

「〇〇君(弟の名前)も一人のお正月だと寂しいだろう。うちに呼んだらどうだろう」

弟は夫へのお土産の一升瓶を抱えて、やって来ました。一緒に酒を飲んだ夫は楽しくてたまらないといった様子でしたが、昼間から酒を飲んでいたために、弟は夕方6時頃にそろそろ帰りますと言い出しました。

何かと引き止めていた夫でしたが、とうとう「まだ帰らないでくれ~!」と、大声を出したのです。まるですがっているみたいで、私もびっくりしましたが、弟もさぞ驚いたことでしょう。結局、今度は2人で外で飲もう、という約束をすることで、弟はやっと解放されました。

人の弟を代用品にするな

その頃、夫は2人の弟からは連絡もなく、寂しかったのかもしれません。そこで私の弟を代用品にしたのだと思います。その証拠に他に気が紛れることがあると、私の弟のことなど一切口にしなくなりました。

弟が50歳にして結婚をしたことも影響したのかもしれません。いくら夫でも新婚家庭を邪魔するのは気が引けるはずですし、伴侶ができたからもう安心と思っているのかもしれません。

実際、私はかなり安心して、弟にあまり連絡を取らなくなりました(以前の状態に戻っただけですし、コロナで会いにくいということもあります)。

しかし、私が昨年の暮にお正月には弟を呼ぼうか、と夫に言うとこう答えました。

「向こうからは何も連絡がないんでしょ?じゃあ、呼ばなくてもいいんじゃない?」

ずっと夫が弟に固執していたら、それはそれで困ったことですが、手のひらを返すような態度も見ていてあまり愉快なことではありません。

代用品は求めない方が良い

結局、代用品というのはそれ以上の存在にはなれません。お酒が飲みたい時に、ジュースを飲んで満足できるかというと、そうではないのと一緒だと思います。

ジュースには何の罪もありませんが、お酒が飲みたい時にジュースを無理に飲んでいると、そのうち自分はジュースが飲みたいんじゃないんだよ、と不満でいっぱいになってしまうでしょう。

だから時と場合によりますが、何かの代用品というのは使わない方が良いのではないかと私は思っています。特にそれが人の場合はなおさらです。

夫は早くに両親を亡くしたために、家族というものにとても飢えていたように思います。自分が結婚して家族(つまり私や娘ですが)を作ることで、早く失った家族を取り戻そうとしているように私には思えてなりません。

でも、私たちは私たちです。決して、昔夫が失った家族にはなりません。夫はよく私たちに「家族ってこんなもんじゃないだろう」と不満をぶつけてきますが、じゃあどんなものなのか具体的には夫も言えないのではないでしょうか。

夫の理想の家族は夫の頭の中にしかありません。どこにももう実在していないのです。代用品にはとても務まりません。

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