昨夜帰宅した夫がこう言いました。
俺、来月ちょっといなくなる。また応援に行かないといけないんだ。
応援に行くとは?
夫の勤務先はゴルフ場で、応援とは大きな大会がある同じ系列のゴルフ場の応援要員として、手伝いに行くことです。我が家は埼玉県にあり、夫は家から車で10分ほどの場所にあるゴルフ場でコース管理の仕事をしていますが、今回応援に行くことになったゴルフ場は箱根にあるということです。
だから、もし応援に行くなら、泊まり込みと言うことになるようです。期間は2週間なので、結構な長さです。夫は20年ほど前に怪我をして1カ月ほど入院したことがありましたが、家をあけるのはそれ以来と言うことになります。
夫の仕事には出張というものは基本ないので、毎日決まった時間に家を出て、決まった時間に帰ってきていました。今までは応援に行くと言っても、近所のゴルフ場に行っていたので、多少出かける時間が早くなるだけのことだったのです。
正直もう、定年が近い夫にこのような話があるとは、ビックリしました。しかも、夫は正社員ではないのに、短期間とは言え、会社の都合で勤務地が変わるのです。保証と給与は正社員よりも低く、負担は正社員と同じという感じがして、何だか納得が行かないなあと思っていたら、夫も同じようなことを口にしていました。
できれば、こういうことはもっと若くて柔軟な正社員にやって欲しいな。俺は正社員じゃないんだから、普段の慣れた仕事をしていたいよ。
この世に自分に関係ないことなどない
今まで夫の出張が長いとか、単身赴任をしているという話をいろいろな人から聞いていましたが、私は自分には関係ないことだと思っていました。大体、夫が家の近所で働いているのも、仕事の内容を選んだこともありますが、転勤や出張がない仕事を夫が希望したためです。
ずっと家には年寄りがいたし、父親がいなかった夫は、普通なら親の代がするべきことを早くからしなくてはなりませんでした(自治会の活動や親戚付き合い、畑やお墓の管理などです)。だから、なるべく仕事以外の時間をたくさん使えるように、と考えたわけです。
そんなこともあって、余計に出張は我が家には無縁の話と思っていましたが、今になって夫が長期、家をあけることになりました。私は普段から、どんなことが自分に降り掛かってくるかは、誰にもわからないと考えていましたが、それがまさに実証されそうです。
元気なら大丈夫!
まあ、たった2週間ですが、今まで四六時中一緒にいた者同士が離れるわけですから、2週間はそれほど短くありません。
これでお互いのありがたみがわかれば良いですが、離れている方が楽で良いわ、となってしまったらどうしましょう…
それでも入院よりはずっと良いです。夫が入院した時は、ケガで動けない状態だったので、私は家にいても、さぞかし夫は不自由で歯がゆい思いをしているだろうと、考えていました。だから、毎日病院に通ったのですが、夫の言うことを聞いているのも大変でした。そのうち夫のことを考えるだけで、落ち込み、最終的には円形脱毛症になってしまいました。
その時のことを考えると、夫は元気で自由に動けるわけですから、何ということはありません。お互いに新鮮な生活を楽しめれば、と考えています。