夫の定年退職に伴い、保険証を勤務先に返却してしまったため、通院の予定が大幅に狂ってしまいました。
まったく薬を飲まないで生活することに
おまけにお祭りの準備にかり出されたため、普通の日々に比べて少しだけ忙しくなりました。私は10日以上、薬が切れたまま生活することに。
橋本病の治療を始めてから1年以上、これほど薬を飲まない期間は今までなかったです。コロナに感染したときに、通院ができないことがありましたが、それでも1週間以内には薬をもらいに行けました。
橋本病は、やる気ホルモンと言われる甲状腺ホルモンの分泌が低下するのが特徴です。だから甲状腺ホルモンを薬で補いますが、これは飲んですぐに聞くわけではない代わりに、飲まなくなってもすぐに電池切れのようなことにはなりません。
だから、少々たかをくくっていたのは事実ですが、薬を飲まなかった期間の最後の方は、やたらと疲れたと感じる上、なんだか力が入らないな、とも思っていました。
再び薬を飲んでびっくりした
寝込んでいたわけではないし、自分の意志の力で動こうと思えば動けたので、それほど大事には思っていませんでしたが、通院した後、再び薬を飲み始めてその違いに驚きました。何と言うか、ちゃんと覚醒しているという感じです。
この数日、自分はとても無理をして動いていたんだな、と実感しました。突然起きられなくなるような、高熱が出るとか、腹痛がするとかだと具合が悪いとすぐにわかって、誰でも休息をとるはずです。
しかし、疲れるとか身体が重いなどというのは、ある日突然にそうなるのではなく、気がついたらそうなっていることが多いような気がします。すると、自分でもその状態に慣れてしまい、それなりに何とかできてしまうのではないでしょうか。
薬を再び飲みだすまで、私は薬なしでも、それなりに生活できているつもりでしたが、あくまでもつもり、だったようです。体調が良くなってみて、初めて今までが悪かったと、わかるのかもしれません。
これからは真面目に飲み続けようと思う
橋本病は女性に多い病気だと言われています。最近疲れる、身体が重いと感じている方は、どうしても年齢や体質、生活習慣のせいだと考えてしまいがちです。しかし、病気のせいだとしたら、自分でできる対策には限りがあります。
病気の発見が体調改善の近道になるかもしれませんから、一度調べてみる価値はあると思います。
私も今まで、薬を飲んでもそれほど変化はないな~、お金が勿体ないかも…などと考えていましたが、今回のことで反省。考えを改めて、真面目に薬を飲み続けようと決意を新たにしています。