家事分担

年末の家事を楽にしたい 家族

結婚した当初は私も会社員だったので、家事は夫婦で分担するべきだと考えていました。しかし、一向に夫は自分が夕食を作るとは言いません。私の方が通勤時間が長く、帰宅も遅いのに、早く帰った夫は寝転がってテレビを見ていました。

食後にすぐ皿洗いをしないことが許せなかった

せめて皿洗いはやって欲しいと強く言うと、不承不承引き受けますが、食事が終わっても夫は根が生えたように動きません。

次第に毎晩、夕食の後には「いつ洗うの?」、「早くやってよ」と私が文句を言うことになってしまいました。夫には食後すぐには動けない、休んでからやりたい、文句を言われるとやる気がなくなるなどの言い分があったようです。

私は当時、自分の方が絶対に正しいと思っていました。住んでいたアパートは壁の床も薄く、音が伝わりやすい構造でしたから、皿洗いは早めに済ませるべきだと思っていたし、実際にその方が集合住宅の生活の仕方としては正しかったでしょう。

私自身も夫を尊重していなかった

しかし、今では私の考えは少し違います。私は夫に皿洗いという仕事を確かに振りました。振った時点で皿洗いの責任者は夫になったわけです。責任者にはいろいろな考えがあるはずですから、私はそれを尊重するべきだったのです。いつ、どんな洗い方をしようと、それは責任者の勝手だからです。

相手を尊重できない人たちに家事分担はできません。家事を分担するのは、一緒に生活をするためであって、相手を支配したり管理したりするためではありません。当時の夫にとって家事の管理者はあくまで私であり、それが嫌でたまらなかったのだろうと、今なら納得できます。

私はなかなか皿を洗おうとしない夫のことを、とても悪く解釈していました。放っておけば、いつか根を上げて私が代わりに皿を洗うだろうと、夫が考えているように私には思えたのです。

家事分担で揉めることはなくなったけど

険悪な新婚生活でしたが、私が妊娠をしたことで状況は一変しました。夫は私を労るようになり、会社から帰るとカレーとサラダができていたこともありました。

当時はこれがとても嬉しかったのですが、今考えるとあまりにも現金な態度だと思います。まあ、私も夫もまだまだ子どもだったのでしょう。私は今の長女と同じ位の年令でしたが、どう見ても長女の方が精神的に大人だと思います。それが結婚して子どもを生もうとしていたのですから、冷や汗モノです。

妊娠出産を機に私は専業主婦となり、家事分担で夫と揉めることはなくなりましたが、これが良かったのかどうかは今も疑問です。

2人で話し合って、成長する機会を逃してしまったような気がしてなりません。それに家事分担で揉めない分、他のこと(夫の失業とかパチンコとか、夫の実家に住むこととか)で揉めたのでした。まさにあちらを立てればこちらが立たずといった感じの結婚生活です。

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