30年以上愛用のキッチンバサミの真実・実は意外な出身地だった?でも確実に良いものです

キッチンバサミ 生活

先日、長持ちしているキッチン用品を紹介しました。

私の記憶では叔母からの小包の中にキッチンバサミが入っており、母が「新潟の燕三条は、刃物の名産地だから、これもきっと良いものだよ」と言って、私が一人暮らしを始めるときに渡してくれたのです。母の実家は新潟県南魚沼市でしたから、私も何の疑問も持たずに母の言うことを信じました。

実際にキッチンバサミは30年以上、切れ味が鈍ることはなく、ネジが外れるなどのトラブルもありませんでした。確かに良いものだったため、私はこんなことを思っていたのです。

やっぱりお母さんの言った通りだ!燕三条のものは良いな~。

確かに良いものだけど

ところが先日の記事に載せるために写真を撮ったとき、私はしげしげとそのキッチンバサミを眺めたのです。そうして、ロゴのような字が刻印されていることに気が付きました。ロゴは「zencix」と読めました。

ネットで検索してみると、そのロゴの後ろにキッチンバサミとサジェストが出てくるではありませんか。何だか昔からの知り合いがまだ元気でいるのを発見したような、嬉しくて懐かしい気持ちになりました。

ネットの情報によると、zencixというロゴのついたハサミは今でも販売されています。キッチンバサミだけでなく、裁縫用の裁ちばさみやヘアカット用のはさみも製造しています。キッチンバサミの値段は2000円前後ですから、とても高額というわけではありません。

製造しているのは東亜シーザという会社で、なんと住所は岐阜県関市でした。

出会いは運命?

岐阜県関市も刃物の産地として有名です。そこで作られたキッチンバサミが長持ちするのも納得です。東亜シーザというのは、100年近い歴史がある会社だそうです。きっと良いものを手頃な値段でコツコツと作ってこられたのでしょう。

ただ、ちょっとあれ?と思わないでもありませんでした。今まで信じていたことがまったく違っていたのですから、拍子抜けがしたというか…

叔母はわざわざあのハサミを買って小包に入れてくれたのでしょうか。もうもらってから40年近く経ってしまったので、叔母自身も覚えていないかもしれません。それでも、岐阜県関市のハサミを埼玉県在住の私が知らずに30年以上使うことには、何だか運命を感じます。

そして岐阜県関市で作られたことが今になって判明することにも運命を感じます。人との出会いもそうですが、ものとの出会いも運命なのだと思わずにはいられません。これから私はいくつのものを使うのかわかりませんが、なるべく出会いを大切にして、少しでも気持ちよく生活したいです。

だって、最近は包丁の切れ味がちょっと悪くなっただけですごく疲れます。ますます生活をものに助けてもらうことが増えるような気がします。生活に大切なものこそ、自分にぴったりのものを使いたいので、出会いを大切に、そして大切にするべきものを見逃さないようにしたいです。

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