人生いろいろあることはよくわかったけど、今のままでも辛い…このままの生活がいつまで続くの?

夫婦2人の生活 家族

私は今年58歳になります。結婚して31年、フリーターの長女は29歳、引きこもりの次女は25歳になりました。そろそろ娘たちが独立して、夫と2人だけの生活になってもおかしくありません。

実際には、私と同年代の方が子どもたちの巣立ちにより、空の巣症候群に陥る話もよく耳にします。もう、そこから一歩進んでいる方もいるかもしれませんね。お孫さんが誕生して、またいきいきとした生活を取り戻している方々です。

空の巣症候群になることもできない

正直言って、私は空の巣症候群に陥っている方々が羨ましいです(当事者の方々には失礼な言い方で、申し訳ありません。しかし、子どもが独立する可能性が限りなく低い家庭ではこのように感じる人もいるのではないでしょうか)。

子どもたちが無事に独立して、もう親の助けが要らなくなったことで、自身の存在価値が失われたように感じることで空の巣症候群は成立するように思います。空の巣症候群になるには、立派に独立した子どもが必要です。

しかし、私にはそれがありません。引きこもりの次女はもちろん、長女にも独立の気配すらありません。後から振り返れば、あのときはずいぶん悩んじゃったな、と軽く思えるのかもしれません。でも、今の私にはこの生活がいつまで続くのかわかりません。来年終わりになるかもしれませんが、もしかすると今の生活のまま私の人生が終わるかもしれないとも思います。

実際に私の母は亡くなる4カ月前まで、一緒に住んでいた弟(当時48歳)の弁当を作り洗濯をしてやるという生活を送りました。死ぬまで息子と一緒に暮らしていた母は、晩年文句ばかり言っていました。

子どもは巣立っていなくても夫婦の関係は変わった

子どもたちが成長してもずっと同じ家に住み続けているからといって、決して何も変わっていないわけではありません。特に夫との関係にはまったく進歩がないように思います。それは昨日のくだらない諍いでもわかります。

夫にしても、そろそろ定年退職が見えてきたのに、娘たちが誰も独立しないだけでなく、経済的にも自立していないため、苛立っているように思えます。だから、余計に私との関係もうまくいかないようです(決して険悪というほどではありませんが)。

自分自身にも疑問が…

しかし、娘たちの独立を願いながらも、ちょっと自分自身に疑問を感じないではないのです。こんなに独立して欲しい、自分とは別の生活を営んで欲しいと願うのは、何かおかしいのではないか、と感じるのです。そんなに外の出してしまいたくなるなら、どうして私は家族を作ろうと考えたのでしょうか?

私はもともと家族を作ることの意味を履き違えていたのかもしれません。世間から非難されないように、結婚して子どもを生んでおけば良い、それは子どもを育てている間は大変だけど、20年も我慢したら子どもは独立するだろうから、そこまで我慢すれば良いのだ、と考えていたのではないかと、思えてきて仕方がないのです。

私は自分で作る家庭を世間への隠れ蓑として使おうとしていたのではないか、と思えるのです。

この年代はいろいろあるものなのかも

私と同年代の女性というのは、さまざまな悩みを抱えているはずです。子どもが独立してもしなくてもこうして悩みのタネになるし、親の介護や自分の体の不調も降り掛かってくるでしょう。

だから、私が今考え、悩んでいることも、後数年経つとなぜあんなふうに考えたんだろうと、笑い飛ばせるようになるかもしれません。それまでは、なるべく娘たちも一緒に暮らしている今を楽しんで行けたら、と思っています。

そうなったとき、このブログがまだ続いていたら、ぜひ私の精神と、私を取り巻く環境がどのように変わったかをお知らせしたいと思います。やっぱりそのときには娘たちが独立していてくれたらな~、とつい考えてしまうのです。どちらか一人だけでも良いから…

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