今朝も早くから夫と少し気まずい雰囲気になりました。よく朝は気持ちよく送り出さないといけない、と言います。どちらかに何かあったときに、言い争いが最後の会話になったと思うと、後悔するというのが理由のようです。
その理由もわかりますが、そんな可能性が低い、あるかないかわからないことにこだわってはいられません。夫を送り出したときの私は、まったく気持ちよくありませんでした。
結婚31年目のくだらない諍い
なぜ朝から諍いをしたのかというと、朝ごはんの量が夫には足りなかったことが原因です。もともと夫は朝ごはんにおにぎりを2つ食べます。寂しい朝ごはんと思われるかもしれませんが、夫が出勤のために家を出るのは午前6時ごろです。弁当も持っていくため、夫が出勤する日、私は午前5時に起床しています。
まあ、朝にはいろいろとやっている余裕がないのです。今日は昨日の夜の炊き込みご飯が余っていたので、それを出しました(夫がそれで良いと言ったのです)。大きめの茶碗に山盛りにしましたが、それが足りなかった夫はパンを食べると言い、普段パンを入れている密閉容器を覗き込んだところ、パンがなかったために機嫌を悪くしてしまったのです。
夫がパンがない、と騒いでいるとき、私はまだ弁当を作っている途中でした。そこでつい、「朝からよく食べるよね~」と言ってしまったのです。この季節、買って数日経つとパンを冷凍庫にしまうことにしている私は、パンならトーストするよ、と言ったのですが、機嫌を悪くした夫は一言「要らない!」。この後夫がグチグチと文句を言っているのが聞こえてきましたが、返事をする気にもなれませんでした。
俺なんか職場の仲間からしたら、弁当も小さいし、全然食べてないよ。それどころか最近は痩せてきて困っているのに…
お互いに我慢をしていることをわかろう
弁当はかつて夫が小さくしてくれと言ってきたので、小さいものに換えたことがあります。夫が言う通りの大きさにしていたら、家から弁当を持っていっているのにドンドン太ってしまったからです。だから、弁当が小さいのは私のせいではありません。それが嫌ならもう一度、大きくしてくれと言えば良いことです。
痩せて怖いと言いますが、痛風で病院にかかるとき、医者に気になるなら消化器の検査をしたらどうですか、と提案されたのを夫は断ったのです。本当に怖いなら原因を追求するべきでしょう。食欲はありすぎるほどですから、私は夫が悪い病気だとは思えません。
私も夫の言うことを聞きながら弁当を作っているため、ストレスが溜まって病気になりそうだと言ってやりたいですが、言いません(本当にケンカになると思っているからです)。せめて夫には朝、思い通りにパンがなかったからと言って、不機嫌にならないで欲しいです。我慢はお互い様なのです。
小さなことほど言わなくてはわからないかも
私は自分が少食なので、茶碗に目一杯ご飯を盛っただけで、何だか食欲がなくなるような気がします。これはもう一生治らないと思うので、もっとたくさん盛って欲しければそれを具体的に私に言ってもらわなくてはなりません。そうでないと、夫は一生我慢をすることになるし、私も夫に一生我慢を強いることになってしまいます。
結婚して30年以上も経つのに、まだこんなことを言っているのは、相性が悪いのか、そもそも結婚とはそういうものなのか、こんなに小さいことだから、余計に自分の思い通りにしたくてお互いが意固地になってしまうのかもしれません。
根本的にまったく別の人間が譲歩してうまくやっていくのは、想像以上に難しいことなのです。
しかし、食事の量の問題は意外にも根深いようです。私の知り合いは息子が高校に入学して弁当を作り出しましたが、何度作っても「量が少ない」とか「もっとボリューミーな献立が良い」などと言われ続け、半年も持たずに嫌になり、毎朝お金を渡すことで落ちついたそうです(娘の弁当は問題なく作ったそうです)。息子でダメなら夫などは当然嫌になりますよね…