私は人よりも救急車を呼んだ回数が多いかもしれません。夫の尿管結石でも呼んだことがありますし、先日も次女のために、119番に連絡をしました。
コロナのために救急車が呼ばれる回数が増えているのは私も知っています。不用意な要請が、他の人の治療の妨げになってはいけない、と思っています。
最悪の事態を考えた
しかし、その時次女は呼吸がしにくい、苦しいと言いました。すでに成人している次女がそんなことを言ったため、私の不安も最高潮になってしまったのです。まず、私が考えたのが、次女のコロナがあっという間に悪化して肺炎を起こしたのではないかということでした。そのため、酸素がうまく取り入れられず呼吸が苦しいのではないかと考えたのです。
もちろん他の理由で苦しいことも考えられますが、その時の私に判別がつくわけもありませんでした。一番恐ろしいのは、迷惑をかけることを恐れて手遅れになることです。私は安全策をとることにしたのです。
実際には、救急車を呼んだあとに救急隊員から連絡があり、何とかかかりつけ医に診察してもらえないのか、またそれができなくても、どこか探せなかったのかとかなりしつこく聞かれました。
どうすれば良かった?
結局次女にはコロナであること以外に異常はなく、もっと重症の人の医療を妨げてしまいました。あのとき、もう少し私が冷静になって病院を探していれば…と思わないでもありません。
しかし、コロナに感染した長女も夫も、平日の昼間に電話をしていましたが、検査すらしてもらえなかったのです。次女の容態が悪化したのは、元日でした。そして私自身、まだとても回復したとは言えない状態でした(感染後6日でした)。今考えても、自分で病院は探せなかったとしか思えません。
ただ、今は何ごともなかったことが、本当に嬉しく、ちゃんと対応してくださった救急隊員の方、医療従事者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。
コロナに感染した人とそれをケアする人、どちらの言い分もあるでしょう。今は正解はわかりませんが、どちらの言い分も通るよう、うまい落とし所が見つかると良いな~、と思います。
まさか、病院を探し回る時代になるとは、本当にびっくりです。