メンタルクリニックで診察・発達障害の可能性を指摘されて納得した母です

メンタルクリニックの医師 家族

3月18日、冷たい雨が降る中を次女と一緒にメンタルクリニックに行ってきました。結論から言うと、次女には今、精神的な疾患はありませんでした。メンタルクリニックの医師はとても熱心に次女と私の話を聞いてくれました。そしてある1つの可能性を口にしたのです。

それは私も薄々そうではないかと思っていたこと、次女にも発達障害の可能性があるということです。長女はかつて不眠に悩んで、今回と同じ病院の同じ医師に診察を受けました。その結果、不眠は発達障害の脳の働きに大きく関係しているのではないかと言われたのです。

次女が引きこもる原因について医師はこのような意見を述べました。

次女が引きこもる理由とは

脳には前頭葉という箇所があり、脳の働きをコントロールする役割を担っています。次女は前頭葉の働きが悪く、入ってくる刺激をうまくコントロールすることができず、通常の人よりも大きな刺激にさらされ続けているのだそうです。

そのため、前頭葉の働きが鈍っている人は何かと生活しにくくなり、そのうちには生きづらいと思うようになります。そして社会生活に適応できず、部屋に引きこもることで精神の安定を図るようになると言うわけです。

確かに次女は眩しいのを嫌がって照明を弱めたり、昼間からカーテンを引いてしまう、音に敏感で常に耳栓を使っているなど、私からしてみると神経質で気難しいところがありました。

ところが実は、私や長女にも同じような面があったのです。私は人工的な臭いが苦手で市販の香りがある柔軟剤が使えません(本当に鼻が痛くなります)。それに夫の出す大きな音(なぜだかわかりませんが、夫はわざとお菓子の袋をガサガサいわせたり、家の中で大きな音を立てて柏手を打ったりするのです)が嫌で、しょっちゅう本気で怒っていました。だから、次女のこともそれほど特別なこととは思いませんでした。

しかし、もし自分がものすごく眩しい照明をつけるように強制されたり、騒音だらけの生活を余儀なくされたら、やはり体調を崩すとか、精神が不安定になるような気がします。自分でその刺激をうまくコントロールして、生活ができないというのは常に悪環境に自分を置かなくてはならないわけです。

こう考えると次女はかわいそうだったな、と思います。

解決策はないのか?

医師は何か1つ自分の好きなこと、夢中になれることを見つけると生きにくさは随分と和らぐとも言っていました。例えば長女の場合は、絵を描くことがそれに当たります。長女は自分が絵を描き続けるためにアルバイトにも精を出していると思います。長女に絵がなければ、今頃どうなっていたでしょうか。

次女は帰り道で、「そんなに都合よく好きなことなんて見つからないよ。それに好きなことに才能があるとは限らないし。長女は特別だよ」と口にしていました。

その考えは少し正しく、少し間違っていると私は思います。本当に好きなことは、自分で才能がないと自覚していても止められるものではないからです。次女はまだそれに出会っていないから、わからないのだと思いますが、こうして自分の部屋だけにいる生活では、好きなことを見つけるのも難しいような気がします。

薬も処方されたけど

初めてのメンタルクリニックでの診察は、安心できたような、がっかりしたような何とも言えない思いが残ってしまいました。病気ではないと言われた以上、これからどうしたら良いのでしょうか。

医師からは長女も一時期服用していたストラテラという薬を処方されました。これで脳の働きが通常通りになったら、生活のしにくさが軽減されて、やる気が出てくる人も多いのだそうです。

長女は服用を嫌がり止めてしまったため、ストラテラに対して私も次女も良いイメージがありませんでした。次女は最初から腰が引けていましたが、最初はごく少ない量から服用が始まりますし、ダメなら止めれば良いわけです。私がこのように言ったため、とりあえずまず1錠服用しましたが、これからどうなるのかはわかりません。

まあ、5年以上も引きこもっていたわけですから、急に事態が進展するわけありませんよね。気長に行こうと思いますが、次は何をしたら良いのか…とりあえず次回の診察の予約はしてあります。

アルバイトをして国民年金と健康保険は自分で払って欲しいというのが、私や夫の願いですが、まだまだ遠そうです。これってそんなに贅沢な願いなのでしょうか?

にほんブログ村 主婦日記ブログ 子育て終了主婦へ PVアクセスランキング にほんブログ村

よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました