長女、睡眠外来に行く

メンタルクリニックの医師 家族

昨年、何度か徹夜明けに仕事に行った長女。別に忙しくて徹夜というわけではなく、単に眠れなくなるのだそうです。翌日の仕事がストレスなのかと思うと、次の日が休みで出かける予定があるとき(つまり自分で楽しみにしている予定)でも、眠れなくなることがあると言います。

それで昨年に11月下旬に、睡眠外来の予約を取りました。約2カ月待って、やっと診察日になったわけですが、それだけ今は睡眠に悩んでいる人が多いという証拠でしょう。

不眠を相談に行ったらわかったこと

長女の話では、不眠で行ったのににもかかわらず、発達障害の判定テストを受けさせられたと言ってました。そのテストで長女は典型的なASD(アスペルガー症候群)だろうと言われたそうです(まだ、判定まではされていません)。

ASDの人は全力で頑張りすぎるために、スイッチの切替ができずに不眠や精神障害に陥ることがよくあるのだそうです。長女は医師からいろいろと言い当てられたそうです。

携帯電話の画面を暗くしているでしょう?

昼間でもカーテン閉めていますよね?

部屋は散らかっているでしょう?

確かに長女は眩しいのを極端に嫌がって、昼間からリビングのカーテンを閉めようとするので、私はちょっとおかしいなと思っていました(冬は日光が入ってきた方が良いと私は思っていたからです)。

私は長女が気難しいのだと思っていましたが、実はこれらの特徴はASDの人に特有のものだったようです。夫は最近はなんでも病名をつける、と不満そうに言っていますが、自分の悩んでいることに名前が付くなら、相談しやすくなるし、対処法も考えやすくなるので、私は長女がカテゴライズされることには特に反感を覚えたりはしません。

長女のもらった薬「ストラテラ」

睡眠外来に行くと聞いて、睡眠導入剤でももらうのかと思っていましたが、長女に処方されたのはストラテラというASDの人がよく処方される薬でした。

これは落ち着きがない、不注意だなどの症状を緩和する薬で、「選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤」だということです。ノルアドレナリンというのは神経伝達物質の1つで、この働きが悪くなることで脳の機能不全が起こり、不安やイライラ、不眠の原因になります。

ストラテラを服用することで、神経伝達物質の働きを増強して、不眠にも効果があるだろうということのようです。

ASDは障害ではなく、個性の1つだと医師は長女に話してくれました。絵を描く人には多いとも言われたそうです(長女は売れていない漫画家です)。

長女も成長したな…

薬は今朝から服用を始めたので、効果はまだわかりませんが、良い方へ向かって欲しいです。どんな原因があったとしても、不眠は苦しいですから。

自分から診察を受けようと思ったからには、長女にも相当思うところがあったはずです。頑張って自分が生きやすい方向へ進もうとしているんだなと思い、成長も実感しました。長女は、もうアラサーですから、当然といえば当然かもしれませんが…。

それにしても、親が一切気が付かなくて申し訳ないような気もします。

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