相変わらず眠れないらしい

眠れない 健康

昨日、長女は睡眠不足を理由に仕事を休んでしまいました。今日は何とか出勤しましたが、やはり睡眠は取れていないらしいです。3時間くらいしか眠っていないとこぼしていました。

実は私もちゃんと眠れなかった

27歳の長女は漫画を書きながら、コールセンターでアルバイトをしているため、週の半分くらいしか出勤していません。そのため、アルバイトを始めて3年経った今でも、久しぶりに出勤する前の晩には緊張すると言っています。これでは毎日の生活サイクルが安定しないため、いかにも眠れなくなりそうです。

私も昔から睡眠をうまく取れないため、悩んだ時期もありました。独身時代に一度転職をしようとして、次の職場が決まるまで3カ月ほどかかったことがありました。この3カ月で、私の睡眠時間はドンドンとずれ込み、見事に昼夜逆転してしまいました。

当時一人暮らしをしていた私は眠れないと布団から出て、テレビの深夜放送を見て、酒を飲んで過ごしていました。私は実家にいた頃、団地暮らしだったために、深夜にテレビを見ることはありませんでした。家族への騒音を気にしていたのです。その反動で、一人で深夜にテレビを見るのをとても贅沢な楽しみのように思っていました。

そんなことをしているうちに、酒の飲み過ぎで太ってくるし、とにかく昼夜逆転しているため、人と話すことも減って来ました。もともと一人暮らしは孤独なものですが、それ以上に真夜中に一人で起きていると、この世に起きているのは自分だけなのではないか、という思いがしてきました。

そして肝心の就職先は一向に決まりませんでした(昼間に寝ているのでは、ロクに就職活動ができません)。貯金もどんどん減って来るし、実家からは一回出て行ったのだから、帰って来ないでと言われてしまうし、これは自分でも良くない状況だと実感せざるを得ませんでした。

睡眠では何回も悩んだ

だから無事に就職が決まったときに、仕事を覚えるのと同じくらい、睡眠のサイクルを元に戻すのが大変でした。でも、せっかく仕事が決まったのだからと、自分にむち打って生活を立て直すことができました。

その後も妊娠してホルモンのバランスが変わったためなのか、全く眠れなくなったことがありました。子どもが生まれてからも、授乳や夜泣きのせいで、まとまって眠ることができなくなり、数年間は睡眠不足で辛い毎日でした。やっと何事もなく眠れる状況が整ったと思ったら、すでに自分が中高年になっていて、早朝から目覚めるようになってしまいました。

だから、長女も気の毒ですが、私の経験では病的なものでない限り、ずっと眠れないということはあり得ません。とにかく死なない程度には、どこかで睡眠が取れているはずです。

睡眠を諦めた

私が睡眠のことで悩まなくなったのは、眠れなくても仕方がないと諦めたからのような気がします。これは私が専業主婦で、睡眠不足で昼間にぼーっとしても、誰にも迷惑がかからない状況だから言えることかもしれません。

でも、睡眠時間が少なくても私は大病をしたことはないし、事故を起こしたこともありません。疲れやすいのは睡眠がちゃんと取れないからだと考えて焦っていた時期もありましたが、もともとの体質にも影響されるでしょうし、最近では年齢のせいかもしれないと考えるようになりました。

そう考えるようになって、始めて自分は睡眠に執着していたのではないかと気がつきました。よく食事制限をする人が、食べてはいけないと思った瞬間に食べたくて仕方がなくなるように、睡眠も執着すると余計に気になるのかもしれません。

今はおおむね満足

今も相変わらず早朝、4時台に目が覚めることが度々ありますが、私は1つ発見しました。私は眠りに就いてから4時間ほどはとても深く眠っているようなのです。地震が起きて緊急地震速報が鳴っても、誰かがトイレに立っても、全く気がつかないことがほとんどです。それに最近では、調子がよいと7時間くらい眠れる日が出て来ました。

諦めたことで、私の睡眠は確かに改善されているようなので、長女にもそう言いたいのですが、本気で悩んでいる人になかなか諦めろとは言えません。それに悩んで試行錯誤をして、始めて諦めるという心境に達するように思います。

長女にはもう少し頑張ってほしいです。

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