お盆のときの忘れられない夫の一言

お盆が来る、嫌だなと思っていたのに、私が住んでいる地域のお盆は今日で終わりです。先祖供養のための塔婆をお寺に取りに行って、明日は先祖の魂をお墓に送っていきます。

いまだにお盆に慣れない

この3日間のために、事前にお寺に先祖供養のための費用を支払い、お墓の掃除や花、供え物の用意をするなど結構やることがあります。私は夫の家の人間になったわけではないようで、しばしばお盆やお彼岸のことを失念してしまいます。

それでも専業主婦で時間があるからか、何とかいつも思い出して、大体事なきを得ていますが、1度失敗をしてしまいました。

今から5年前、私はパートをしていました。シフトを入れるときに、お盆は大丈夫?と聞かれたにもかかわらず、私はうっかりお盆の期間に1日だけパートを入れてしまいました。

お盆にシフトを入れてこんこんと注意された

後で気がついたものの、誰かに交代してもらうのも面倒だし、午前中だけの勤務なので問題はないだろうと思い、そのままにしました。これが夫はとても気に入らなかったようで、普段とは打って変わった静かな言い方で私に注意してきました。

いくらパートをしていても、そういうことじゃ困るんだよね。お盆やお彼岸のことをもっと大切に考えてよ。俺だってずっとそうしていたんだから。

確かに以前は親戚がお線香を上げに来たりしたので、お盆やお彼岸のときは常に私が家にいるようにしていました(買い物に行くのにも気を使ったので、大変でした)。しかし、夫の祖母も亡くなり、そういったお付き合いが減って、その当時は必ず来てくれる親戚は1人になっていたのです。

しかも、その人は我が家から徒歩3分のところに住んでおり、いつでも来てもらうことができました。だから、午前中の4時間私がいないからと言って、夫から注意を受けるのは何だか納得がいきませんでした。

他の家から来た人のことを考えて欲しかった

もちろんお盆を忘れる私が悪いのですが、私としてはそれまでの何回かのお盆を一生懸命に務めてきたという思いがありました。お盆にまつわるあれやこれやをなるべく文句を言わないようにしながら、やってきたつもりです。

しかし、私は子どもの頃からお盆に馴染みがあったわけではなく、目の前に気になることがあると、どうしてもお盆のことが頭から抜け出てしまうのです。私は夫にそこのところを想像して欲しかったです。

私としては、お盆を粗末にすることは、夫の家を粗末にすることだと思い、それまで一生懸命に夫の家のやり方に合わせてきたつもりだったのです。家が大事とかではなく、誰だって自分が育った家をバカにされたら、嫌な気持ちになるだろうと思ったのです。

一生懸命合わせても、所詮は違う…

私としては、パートを始めるのにはとても勇気が要りました。それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりで始めたことだったので、多分他のことは頭から抜けてしまったのだと思います。このことで、私は結局夫は他人だから、わかり合うのは難しいと思いました。

子どもの頃からお盆を当然と思って生きてきた夫とそうではない私とでは、心構えがまったく違っても不思議ではありません。しかし、夫にはそうではない私のことは想像もつかないのでしょう。夫には私が初めてのパートで舞い上がって、家のことをないがしろにしていると映ったのかもしれません。

自分が子どもの頃から馴染んでいることは、当然のことと思えるかもしれませんが、それがパートナーにも当然だとは限りません。もしかすると、パートナーは好意で一緒に自分の習慣に合わせてくれているのかもしれません。

お盆くらいのことで大げさだと思われるかもしれませんが、誰でも1度は自分の当然を疑ってみると良いのではないでしょうか。人生のパートナーとは、なるべく我慢をしないで生活できると良いと思います。

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