夫がまたまた痛風発作を起こしましたが、ゴールデンウィークに入る前で良かった、今ならまだ近所の医院で診察してもらえる、と思いました。
ただ、以前からその医院では長めに休みを取る傾向がありました。だから、長期休みに入る前には、ちゃんと確かめておかないと、とは考えました。行ったは良いけど、休みだったではがっかりしますから。そんなことで、夫はやっぱりいいや、と言い出しかねないのです。
これで診察してもらえる、と安心していたら
わざわざスマホでその医院のゴールデンウィークのスケジュールまで調べて、職場の夫に「今日ならまだ診察しているよ。ちゃんと帰りに寄ってきてね」とLINEをしておいたのでした。これで安心と思っていたら、帰ってきた夫は診察できなかったと言います。
なんと午後の受付時間がとても早くなっていたのです。以前は午後6時半まで受付をしており、夫が仕事帰りに寄ることができましたが、それが午後4時半になってしまったのでした。休診日も水曜から金曜に変更されていました。これにはいろいろな事情があったのでしょうが、一番は以前の院長が亡くなり、その娘さんへと代替わりをしたことがあると思います。
見えない、気が付かないのが年を取った証拠かも
院長が亡くなったことは噂で聞いていましたが、それと受付時間や休診日が変更になることとはまったく結びつきませんでした。疑いもしていなかったため、わざわざスマホで調べても私はまったくそのことに気が付きませんでした。
もう一度見直してみると、きちんと受付時間も休診日も変更されていました。本来なら、院長が亡くなったのだから、いろいろと変更になっているかも、という気持ちでスマホを見るべきでした。
いくらきちんとホームページに明記してあっても、それを読む方に問題があるのでは仕方がありません。明記してあるのに、見ない、読まないのは無意識のうちに新しい変化を拒んでいる証拠かもしれない、と感じました。いや、長年の経験の上にあぐらをかいているのかもしれません。そして、これは精神が年を取った証拠ではないか、とも思います。
見えない、気が付かないことで被害も
結局診察を受けられなかった夫の痛風発作は更に悪化。トイレに行くことすら難しくなってしまいます。新しい変化を拒むことで、これからは重大な被害を被らないとも限りません。これからは一層注意深く新たな変化を見逃さないよう、生活したいと思います。
それにしても、精神的な成長をほとんど感じることがないまま、老化だけを感じるとは何とも切ない気持ちです。しかし、肉体だけが年を取り、衰えていくのでは釣り合いが取れないでしょう。精神もちゃんと老化していくのは、当然といえば当然ですね。