平熱に戻った私ですが、咳や鼻水の症状が残っています。鼻水はもともとアレルギー性鼻炎だったので、今回のカゼとは関係ないのかもしれません。
懐かしの砂糖湯の効果
咳は自分が辛いだけでなく、側の人も気になります。我が家は夫婦で同じ部屋で休んでいるので、夫はとても気になるようで、水分をもっと摂るようにといってきました。いわれた通りに咳が出始めるときに水分を摂っていたら、お腹がチャポンチャポンになってしまいました。
私は子どもの頃から高い熱は出さない代わりに、咳がひどいことが多く、咳をしすぎて吐いてしまったこともあります。夜中に咳き込むと母が砂糖湯を持ってきてくれたものでした。
ただのお湯でもよいようですが、砂糖が入っていると咳が止まりやすいといわれています。喉が乾燥することで咳が出ると考えると、水分を摂るのは理にかなっていますが、砂糖の保水作用で、さらに咳が治まりやすいのかもしれません。
効果には期待しすぎないで!
私が砂糖湯を飲まされていたのは今から50年ほど前のことですが、検索してみると今でも咳には砂糖湯がよいと出て来て、懐かしくなりました。ただ、効果のほどはそれほどでもなかったと記憶しています。咳が止まらずに、甘い砂糖湯を何回も飲まされて、嫌になった記憶だけが残っています。
水分を摂るのは悪いことではないし、一度姿勢を変えて砂糖湯を飲むことで寝ているときの咳が止まりやすいのかもしれません。また、冷たいものを飲むよりは温かいものの方が、湯気で呼吸が楽になるなどの効果もありそうです。
小さなお子さんが夜中に咳をして辛そうなら、砂糖湯を飲ませてみるのもよいかもしれません。そのときはぜひ、翌朝にお医者さんに行くか、ドラッグストアで咳止めを買うのを忘れないようにしてください。
私のおすすめののど飴
のど飴もやはり適度な糖分を時間をかけて摂るのが、喉の乾燥によいのだと思います。メントールが入ったものは、鼻も同時にスッキリした気分になるので薬と薬の合間に、飴で気を紛らわすことができます。
私は普段「カンロのノンシュガースーパーメントールのど飴」を愛用しています。キシリトールの甘さなので、いくつか舐めても、口の中が甘くて気持ち悪いということはありませんし、メントールの量がちょうどよいため、鼻もかなりスッキリします。これよりメントールが弱いと私の鼻には効きません。
キシリトールが含まれているものは、摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあるので、注意が必要です。私の弟は禁煙するときに口寂しさをキシリトールガムで埋めたため、ひどい下痢に悩まされたということです。
いつも飴を口に入れるクセがついてしまうと、虫歯の原因になることもあるし、飴を口に入れたまま横になると喉につかえることもあるので、のど飴に限らす、飴を舐めるときには十分に注意をしたいですね。
一番よいのは安静
咳が辛いときのおすすめ(気休め?)を紹介しましたが、これはあくまで熱が下がって、咳だけが残ってしまった人が対象です。熱があるなど、ほかの症状がひどい人は早くお医者さんに行ってください。
お医者さんに行った後も、薬をもらって飲んでいるから、と油断して動き回ってはいけません。咳を鎮めるために一番有効なのは、安静にしていることです。ベッドに横になっていれば安静なのではありません。ベッドの中で本を読んだり、スマホをいじったりしていると、体も心も休まりません。何もせずにただじっとしていることが安静なのだと、私は嫌というほど母にいわれていました。昔の家なら天井板のシミでも見ていろ、ということでしょう。
カゼの症状が出ても、なかなかお医者さんに行きにくいご時世ですから、咳が出ている人は早く治してしまいましょう。