下の子だけが可愛いのは偽の感情!それを自覚するだけでも感情に振り回されなくなる

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またまた旧ツイッターで目にした話で恐縮ですが、赤ちゃんを産んだばかりの女性が、下の赤ちゃんばかりが可愛くて、上の子を可愛く思えないと言ったことに対する投稿がありました。たくさんのリプライがついており、そんな感情は墓場まで持っていくべき考えだと言っている方もいました。

確かに上の子は自分が望んで下の子を産んでもらったわけでもないでしょうから、下の子が産まれることについてどうしようもないわけです。上の子には悟られてはいけない感情であることは間違いありませんから、軽々しく誰かに話すことでもないでしょう(そこから上の子が悟ってしまうと困るので)。

下の子だけが可愛いのは偽の感情かも

ただ、私の経験から言うと、下の子だけが可愛いと言うのは、一過性の感情で長続きしないと思います。何というか、出産によるダメージで精神も通常の状態ではないし、そこに久しぶりに見る赤ちゃんの存在でやけにテンションだけが上がってしまったために、下の子だけが可愛いなどという感情が湧いてきたのではないでしょうか。

私の場合ももしかして娘たちに平等に接することができないかも…と悩んだことがありました。しかし、その感情は1ヶ月もしないうちに落ち着きます。あまりにも早く下の子だけが可愛いという気持ちが収束したために、今では、あれは偽の感情だったのではないかと思うほどです。生活をともにするうちに上の子も下の子も可愛いし、それは比べられるものではないことがよくわかりました。

子どもへの気持ちを比べるなどということは「仕事と私のどちらが大切なの?」と詰め寄る昔のドラマのシーンぐらいに無意味です。だから、下の子だけが可愛いと思っても、まずは落ち着くべきだと思います。

そんなことを他人に話すのは、罪悪感があるからです。他の人から「そういうこともあるかもしれないね。でも、大丈夫じゃないかな」と言って欲しい気持ちがあるからだと思います。

下の子だけが可愛いという事が当然だと思っている人は、そもそも他人にそんなことを話さないのではないでしょうか。

愛情が目に見えるなら、大体平等になっているのではないか

私自身は昭和の生まれで、下には弟が1人います。やはりまだ男の子は跡取りとして大切に考える時代だったため、弟だけが可愛がられていた記憶が残っていますが、弟にしてみるといつも怒られるときはお姉ちゃん(つまり私:私は子どもの頃から動かない、おとなしい性格でした)と比べられて嫌だったそうです。

昭和の時代は今よりももっと子どもに優劣をつける時代でしたが、それでも毎日の生活をともにするうちに、収支はトントンという状態になったようです。大体の家庭ではそうではないでしょうか。そのトントンの状態になるのには、時間がかかることもあります。

その家庭の状態によって、お母さんが出産のダメージから回復するのが遅れたり、逆に早めに回復して通常通りの生活が送れるようになったりするでしょう。また、子どもの人数によって忙しいとかそれほどでもない、などの差がでることもあるでしょう。だから短い時間で区切ると、子どもに対する態度が違うと感じることがあるかもしれません。

しかし、それは必ずトントンの状態になりますから、それをお母さんは待っていても良いのではないでしょうか。自分で抱えているのは苦しい感情かもしれませんが、そんな一過性のアテにならない気持ちを、大切な子どもや夫に告げて心配をかけることはありません。

非難したり、落ち込んだりせずに切り抜ける方法を考えて

もし身近な女性が出産後、下の子だけが可愛い、などと言っていたら「それは一過性の気持ちでアテにならないらしいよ」と言ってあげて欲しいです。

そもそもそんなことを考えるような人間が母親になるとは…と考える方もいるかもしれませんが、出産による変化は自分で考えている以上のものです。事前に自分は大丈夫と思っていても、子どもが産まれると思いもよらぬことが次々と発生する上に、自分のことが自分でもままならない状態になるのです。

一過性の気持ちにあまりに囚われていると、そのことが母親にも父親にも子どもたちにも大きく作用するようになると思います。人はみな自分の気持ちを隅々まで理解しているとは言えません。どうせわからない気持ちなら、一部分だけを切り取って大騒ぎするよりも、これはどうせすぐ終わるのだと考えて切り抜けた方が絶対に良い方法です。

もし本当に子どもによって気持ちがかなり違うのだという方がいるとしたら、それは子どもとの距離が近すぎるからかもしれません。少し離れる努力をするために、周りの人たちの力を借りると良いでしょう。子どもを守るためなら、周りの人たちもきっと協力を惜しまないのではないでしょうか。

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