掃除機の音が気になって使わなくなって30年・少しは進化したかと思ったが…

生活

先日夫とホームセンターに行ったとき、掃除機を並べてあるコーナーがありました。我が家ではもう、掃除機を使わなくなって30年近く経ちます。1つくらいはあると便利かと思い、少し夫と品定めをしてみました。

家の中はダスキンのモップなどで何とかなりますが、車の中はモップできれいにするわけにいきません。それにエアコンのフィルターのホコリを吸うとか、掃除機があると良い場面がいくつかあるからです。

久しぶりに掃除機を手に取ったが

そこでコードレスタイプにもなるスティック型のクリーナーを重点的に見てみました。ずっとモップで掃除をしている経験上、コードが無いだけでも、掃除機の使い勝手が数段良くなることは間違いないと思ったのです。

しかし、音が静かだと吸引力に欠けるし(手に直接当ててもどうということがなかった)、吸引力が良ければ音がうるさく(ホームセンターの店内にもかかわらずうるさいと夫と同意見になりました)、これはと思うようなものにはめぐり逢いませんでした。

もともと掃除機の音が嫌で使わなくなったので(とにかく家族の誰かがいるときに掃除機を使うと文句が出ました。それはうるさいですよね…)、やはり我が家に掃除機は無理だという結論に達して、早々にコーナーを後にしたのです。

よく実家の母には「掃除機を使わないなんて、不潔だよ。隙間に入った小さなゴミはどうするの?」と言われました。掃除機を使わなくなった当初は、夫にも「やっぱり掃除機があった方が良いんじゃない?掃除の時間をうまく調節すれば文句は出ないでしょ」などと言われたものです。

誰もいない時間を見計らって掃除をすれば良いと言われたわけですが(現在引きこもりとフリーターがいるために誰もいない時間はないに等しいです)、私は朝動き出したらすべて家事を終わらせたいと思っていました。また後で、などと考えると結局やらなくなってしまうことがよくわかっていたからです。

せっかく朝5時に起きるのだから、掃除や洗濯も早く終わらせて、自分のために時間を使いたいと思っても別にバチは当たらないと思います。朝6時過ぎから掃除をすれば、自由時間はたっぷり取れます。そのためには掃除機の音がすると困るのです。

掃除機を使わないことに自信が持てそう

ただ、母や夫にあれこれ言われたことで、掃除機を使わないことに少し自信がなかったのも事実です。隙間のゴミも、フィルターのホコリも小さなホウキを使うことで対処していますが、100%清潔になるかと言われると自信がありません。

他の家では何とか都合をつけて掃除機を使っているわけですから、掃除機を使わずに無理やり掃除を終わらせるのは、私のワガママなのではないかとずっと頭の片隅で考えていたような気がします。

しかし今回、私だけでなく、夫も掃除機の音がうるさいと言いました。これだけのことで、私1人のワガママではなかったと思うことができました。あれだけ掃除機にこだわっていた母も、晩年は体力が衰えて掃除機を使うのが辛いと言っていました。最近は節電が叫ばれていますから、掃除機を使わないのもエコになりそうです。そのうち掃除機を使わないことが、身体にも環境にも優しいことだと認められるかもしれません。

まあ、家の中を何を使って掃除しても個人の自由なんですけどね。私もこの先、もっと静かで使いやすい掃除機が発売されたら買うのかもしれません。

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