スピリチュアル系の話題で固まった午後のひととき・言葉と文字の力の違いを実感!

不思議な力 生活

先日「お茶会をするから来ない?」と遠い親戚に誘われて出かけてきました。親戚の女性は私より5歳年上で、本業は自動車修理工場の経営ですが、数年前からアロマセラピーに熱中、セラピストの資格まで取ったということです。

スピリチュアル系の話題、ついていけますか?

ですから気楽なお茶会でも、大体の場合はアロマに関係ある人も同席します。会話もアロマに関係あることから、スピリチュアルな内容へと変化することがあるのです。例えば、〇〇のハーブにはその場を浄化する働きがあるから、燻すと悪いもの(霊など)がいなくなってくれる、というふうにです。

そこから水回りをキレイに保っていれば、霊に遭うことが減るし、運気も上向くのだなどと内容が発展することもあります。こうやって文字にするとそれほど違和感を覚えない人も多いでしょう。同じような内容をどこか別のブログで読んだ人もいるのではないでしょうか。

私自身も今まではそのような内容の話を読む限り、別に違和感はありませんでした。どちからと言うとスピリチュアル系の話は好きな方だと思っていたのです。

しかし、それはあくまでも文字で読む場合に限られていたのです。嫌になったら、いつでも読むのをやめられるのが、文字だと思います。そこに他者は存在しないため、嫌になったところで誰も傷つけたり、気分を害したりはしません。

それに比べて、生身の人間がスピリチュアル系の話を目の前で始めたとき、私は初めて困ったと思いました。自分の気持ちを知られないようにするために、微笑みの形に顔が固まったのです。私の気持ちは胡散臭い、この人大丈夫なのだろうか、というものでした。

ブログの記事などと違って、目の前で話をされれば、耳を傾けるポーズくらいは取らなくてはならないし、席を立つわけにもいきません(お茶会だしね…)。

そのときは他にも「高次元の存在」とか「私の中には無数の私がいる」、などという言葉も飛び出して余計に私は固まってしまったわけですが、話している相手がずっと胡散臭かったのかと言えば、そんなこともありませんでした。別に感じの良い話し方の女性で、何かこちらをハメてやろうとか、そんな意志はまったく感じられなかったのです。

文字にも不思議な力があるのを実感

とりあえず不思議な力の方はとにかく、文字の力の方は実感できました。文字にはどんな物事も俯瞰して見せてくれる力があるのでしょう。そして、少し距離をとってくれる力もあると思います。だから、文字を読んだ限りではどんなことがらも、否定から入ることが避けられるのではないでしょうか。

まあ、文字を読んだだけで否定的な気持ちになることもあるでしょうが、それはそれだけその文字を使う人の力が強い証拠なのだと思います。

私は普段、ほとんど他人と会わずに引きこもりのような暮らしをしているため、どうしても文字に接する時間が長くなります。今回は人の口から直接出る言葉と、それを文字にしたものではまったく性質が違うことがよくわかりました。生きている人間の口から出る言葉は、やはりパワーが違いますね。

あれ?でもこんなことを言う私は、スピリチュアル系の話をする人とあまり変わりはないのかもしれません。

とにかくこれからはスピリチュアル系の話題はネットで読むだけで十分です。そのお茶会の後は、みなさんヨガに行くそうで、まざまざと自分の生活との違いを感じて帰宅しました。

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