巷ではトイレットペーパーが姿を消しているようです。ネットでマスクを増産すると、同じ原料のトイレットペーパーが作れなくなるから、品薄になるという情報が流れました。それを本気にした人たちが、買い占めに走ったのが理由だといわれています。
我が家のトイレットペーパー事情
落ち着いて考えると、トイレットペーパーとマスクの原料は違うのではないか、と誰でも疑問を感じるはずですが、私たちは新型コロナウイルスへの恐怖で当然のことを判断する力をなくしてしまったのでしょう。
只今我が家にあるトイレットペーパーの在庫は10ロール程度です。女性が3人いることを考えると、心もとない量だと思われるかもしれません。でも、私は普段から補充が面倒なので、1巻が通常の3倍の長さという「スコッティフラワーパック3倍長持ちコンパクト」を使っています(こんな記事も書いています。「新しいトイレットペーパーの補充が面倒だ」)。だから見た目は10ロールですが、30ロール分の働きをしてくれるのだ、と考えて、自分を落ち着かせています。
マスクもどうしても必要な人がいるでしょうが、トイレットペーパーはもっと切実です。私が子どもの頃は、今のように水洗トイレが普及していませんでしたから、ちり紙(トイレットペーパーではない)がなければ、新聞紙をもんで使え、などといわれていました。今、そんなことをしたら、トイレが壊れてしまいます。
不安に追い打ちをかけるトイレットペーパー
東日本大震災の後も一時的にトイレットペーパーが手に入らなくなりました。もっとも生活に密着した商品が手に入らなくなると、人は余計に不安になってしまうような気がします。
当時は実家の母がまだ元気でしたが、近所のスーパーでお一人様一点限りのトイレットペーパーを2つ持っている若い主婦がいたので「1つ私に渡しなさい!」と横取りをしたそうです。まあ、2つ持っていてもレジで止められたでしょうから、老人に譲ってもよいのでしょうが、いきなり知らないおばあさんにトイレットペーパーを横取りされた主婦は、気の毒でした。
もっと前にはオイルショックでトイレットペーパーが手に入らなくなりました。そのとき私は小学生でしたが、母がちり紙なら売っていたといって買ってきた記憶があります。ちり紙はくみ取り式のトイレ専用というわけではなく、ちゃんと水洗トイレで流せるそうです。
生活に工夫の余地がなくなっている?
拭ければなんでもよいという時代があったのに、今はトイレットペーパーがなければどうにもなりません。なんだか工夫の余地が少しずつ奪われていっているようですね。
それにしても、何かあるとすぐに姿を消すトイレットペーパーですから、やはり普段から備蓄ということを考えておいた方がよいのでしょうか。私が使っている「スコッティフラワーパック3倍長持ちコンパクト」は、備蓄の観点からもおすすめの商品ですよ。普通に買っているだけで、少し在庫に余裕ができるはずです。
我が家では今の在庫だと、私の計算では2週間ほど保つはずです。果たしてそれまでに問題は解決しているのか、これから見守っていきたいと思います。