夫は毎日のようにテレビがつまらないと文句を言っています。それでは、そんなときに私が見たい番組を見られるかと言うと、それも嫌なのだそうです。
私が見たいものは、つまらないそうですが、私も普段は夫に合わせているわけです。なぜ、お互いに譲り合おうという気持ちにならないのかが不思議です。そしてスマホをいじるのに夢中になっている傍らで、誰も見ていないテレビがつけっぱなしになっているのです。
つまらなくなると要求してくる
そして、夫はどうしても暇になると耳そうじをしてくれとか、背中を掻いてくれとか、足を揉んでくれと言い始めるのです。
しかし、いざ掃除を始めると少しのことで、痛がるので私はやりたくありません。それはそうでしょう。私は夫ではありません。耳の中のどこが痛くて、どこが気持ち良いのか、私にはわかりようがないのです。
しかも私は記事にもしたように、老眼がひどいです。耳そうじをした後は、首まで痛くなる程です。
私はかなりひどい肩こりですが、夫はもう何年も私の肩など揉んだことはありません。結婚してしばらくすると、肩こりは揉んでも治らないので、無駄だと言われました。
ちょうど幼い娘たちがおんぶや抱っこをせがんでくる時期で、肩も腰も辛かったのですが、そのときから夫に肩を揉んでもらおうとは考えなくなりました。しかし、耳そうじや足を揉むのも、一緒ではないでしょうか?
テレビを消してみた
私が耳そうじを嫌だと言っても、なかなか聞いて貰えないので、先程テレビを消しました。思った以上に、部屋の中は静かになりました。
気まずくなったようで、夫はそそくさと寝室へ逃げて行きました。今まで夫が要求ばかりして、私が拒否するだけのことが、まるで会話のように感じられていたのは、テレビの賑やかな音にごまかしてもらっていたのかもしれない、そんなことを考えさせられました。
私が幼かった頃、母はテレビを見ながら食事をするのは行儀が悪いと言っていましたが、今我が家では、食事どきだからこそテレビをつけている面があります。でも、テレビを見ながらの食事では味もよくわかっていなかったのかもしれません。
私は音も映像も入ってこない状況で、もっと自分の気持ちを見つめ直し、考えることが必要だったようです。
夫はテレビ番組に文句ばかり言っているのに、消すのをすごく嫌がっていました。わかっていて、あえてごまかされる方を選んでいたのかもしれないと私は思っています。
これからは、テレビを見るのも、体のケアもお互いに譲り合い、思いやってやっていきたいです。と言うより、そうしていかないとこれから先がキツイな〜、と実感しました。些細なことかもしれませんが、この些細なことの積み重ねで我が家は30年が経ったと思うと、決しておろそかにしてはいけないのではないでしょうか。
ごまかされているうちに、取り返しがつかなくなったりして…