子どもも学校を卒業してしまうと、節目がありません。就職、結婚などが普通は節目に当たりますが、我が家の娘たちには、誰にもその節目がありません。
毎日同じような日々が続いて、これがいわゆる膠着状態なのか、などと思っていましたが、先日久しぶりに驚きました。
長女のラインに驚いた
長女は私に何か連絡をするとき、ラインを使っています。長女は漫画家になるための活動の傍ら、アルバイトをしていますが、他にも様々な活動をしています。現在29歳ですが、何かを作ることが子どもの頃から好きでした。
その長女のラインに見覚えのある画像が添付されている、と思ったら、実はスタンプでした。長女はあれこれ何かを作っていますが、ラインスタンプも作ったのです。私もスタンプを作ろうと思ったことがありましたが、結構面倒な作業だったために、挫折した経験があります。
長女の漫画はいくつか世の中に出ましたが、私は読んだことがありませんし、読もうとも思いません(何か恥ずかしいです)。でも、そのスタンプは昔から親しんでいる長女の落書きの面影がありました。他人はどう思うかわかりませんが、私はそのスタンプを見たとき、『かわいい!』と思ったのです。
自分のデザインがすぐに形になる嬉しさ
スタンプと同じデザインでTシャツなども作っているようで、これにも驚きました。今は自分がデザインしたものを手軽に作ってもらえる手段がありますから、長女のようにあれこれ作りたい人には楽しい世の中だと思います。
長女はアルバイトで得た賃金を使い、自分のデザインを形にしているわけです。私は昔会社員をしていたとき、自分は何のために働いているのかと疑問を感じていましたが、長女のように自分の楽しみのためだけに何かを作ること、そしてそのために自分が得た賃金を使うというのは、なかなか良いと思いました。
節目は自分で作ろう
親としては、長女の生き方、次女の生き方、ともに安心できないため、文句を言いたいときもあります。でも、同じ人間として見ると、長女のような楽しみの追及はちょっと良いな、と羨ましく感じるのです。次女の生き方については以前記事を書きました。
膠着状態だと思っていたら、こんな新鮮な驚きがあって嬉しくなりました。自分で心がけて、驚きの種を拾っていかなくてはいけませんね。長女も次女も健康に生きている、このことに感謝しながら、節目は自分で作るくらいの気持ちで生きていきたいと思います。