菊池桃子さんといえば、かつてのトップアイドルでしたが、最近の活躍はアイドルという枠にとらわれないもので、私たち中年の人間に希望を与えてくれる存在でした。
誰でも、何歳でも可能性がある
ストーカー被害にあったという報道もありましたが、この度無事に結婚されたので、自分のことのようにうれしく思った人も多かったのではないでしょうか。
私は菊池さんよりも少し年上になりますが、私の弟がちょうど同じくらいの年齢です。
そして弟も今年の始めに結婚をしました。弟も初婚で、母は弟が独身ということをずいぶんと心配しながら、亡くなりました。
結局弟は友人の紹介で出会った女性とトントン拍子に結婚することになり、お正月に我が家に妻になる女性を連れてきて私たち家族に紹介した後、3月には入籍を済ませ、うれしそうな結婚写真が送られて来ました。こんなにすんなりと結婚するなら、母にもその姿を見せてあげたかった、と思いましたが、これこそないものねだりというものでしょう。
出会うまでの年月には意味がある
弟の妻になった女性は、かつて夫を病で失いました。夫のために准看護師ととなり、献身的に看病したそうですが、不幸なことに亡くなってしまいました。いろいろと苦労をした人ですが、そんないろいろなことがあったからこそ、彼女は弟と出会い結婚してくれたのでしょう。若い頃なら出会わなかったかもしれない2人が、出会って結婚したのですから、人生に起こることにムダはないのだと思います。
弟の話まで出して何をいいたいかというと、人生何が起こるかは誰にもわからないので、あまり決めつけすぎない方がよいということです。もう○歳だから無理、などと決めつけすぎると、せっかく自分の直ぐ側で起きることを見逃してしまうかもしれません。
菊池桃子さんもアイドル活動をしていた頃は、まさか自分が官僚と結婚するとは思っていなかったでしょう。長い人生経験を積んだ後だから、このような結果になったのだと思います。
自分が持っている可能性を忘れないで
菊池桃子さんの結婚の話だけでは、特別な人だからと思ってしまうかもしれませんが、私の弟にもステキなことが起こったので、やはり人間にはいつ何が起こるかは誰にもわからないのだと、私の心には刻まれたのです。何歳になっても、心がときめくことが起こる可能性があるし、幸せになる可能性があると思っていると、少し気持ちが温かくなるのを感じます。
もちろん誰にでもステキなことが起こるとはいい切れませんが、逆に絶対にステキなことなど起こらないといい切ることもできません。今生活に行き詰まった気がしている人も、それを忘れない方がよいと思います。
そんなことをいって、実は自分自身にいい聞かせているんですけどね。