3月に夫の弟は無事に退院しました。その後1度、夫は弟の通院に付き添いましたが、もう普通に歩いて通院することもできるし、付き添いはいいよと言われました。それからどうしているかと気にはなりましたが、夫も忙しくて弟にわざわざ自分から連絡は取りませんでした。
9月に入ってから弟本人ではなく、弟の勤務先から電話がありました。相手は総務で人事を担当している人のようでしたが、1度夫と直に会って話がしたいということでした。そこで明日、夫の休日に会うことになったのです。
良くない話であることは確か
コロナ禍を配慮して、都内の会社からわざわざ我が家の近くまで出向いてくれるということですが、一体何の話があるのかを考えると、私はどうしても不安にならざるを得ません。
夫の弟はすでに何年も精神の病で休職を繰り返しています。どういう経緯があったのかはわかりませんが、数年前に地方に転勤になったことがあり、それがきっかけになったようです。ただ、その地方勤務にも、なにか原因があったのかもしれないと思います。
昨年の12月に脳梗塞で倒れたのも、そんな休職中のことでした。すでに会社に弟の席があるとは思えないため、退職するように説得してくれ、という内容かもしれないと思います。あるいは会社に借金があるなど、もっと良くないことなのかもしれません。
もう何年もまともに働いていない弟が、変わらずに会社の社宅扱いになっている都内の一等地のマンションに住んで、外食ばかりしているのです。貯金などはもう0に等しくなっていることは私たちも知っています。借金があると考えるのが自然でしょう。
多分、夫が弟の保証人だから
なぜ夫のところに連絡が来たのかと言えば、今回脳梗塞になったときに、会社に様々な手続きをしたのが夫だったこともありますが、やはり保証人として名前を貸したからではないかと私は考えています。
夫の実家では両親が早くに亡くなったため、三人兄弟の長男だった夫が親の代わりになるのは、みなが当然だと思っていたようです。
夫はハッキリとは言いませんが、弟の就職のときに名前を貸したようです。確かに私も入学や就職など、様々な場面で保証人が必要になると、母の兄の名前を借りたりした記憶があります。
借金の保証人と違い、こういったことは普通は誰かに迷惑をかけることがほとんどないため、少し軽く考えている人もいるのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。
しかし、今私は明日、どんな話が出るのかと考えるだけで不安でたまりません。兄弟に名前を貸す、それもお金は関係なかったのですから、私は夫も弟も非難できませんが、何とも言えない気持ちでいます。
本当はもっと弟に自分で考えて欲しい
弟は感情に波がありますが、落ち着いているときの話にはキチンと筋道が通っているし、考える力もあるように思います。
だから本当は弟が真剣に自分の未来に向き合うべきですが、彼には会社をやめて一からやり直そうという気持ちはないようです。弟は今の会社にしがみつこうとしているように、私には見えます。
53歳という年齢ではそれも仕方のないことかもしれませんが、今のままでは結局弟自身にも良いことはないでしょう。まだ、何とも言えないことですが、夫が弟を無理に退職させることはできないし、してはいけないことのように思われます。
夫と弟のことでは私は蚊帳の外です。私がいろいろと考えても仕方がないし、何かを言っても受け入れられることはありません。だから、私はただ見ているしかありません。
それでも、私は弟に自分で考えて人生を歩んで欲しいです。明日はどうなるでしょうか。でも、どんなことでもいずれは過ぎ去ります。弟が脳梗塞と言われたときも、ずいぶん暗い気持ちになりましたが、それだって過ぎ去り、何とか弟は自分で生活できるようになりました。今回も何とかなると考えるしかありませんね。
しかし、義理の兄弟というのは歯がゆいものです…