お昼を過ぎた頃、夫が病院での診察を終えて帰ってきました。
夫にカテーテルアブレーションは適していない?
結論から言うと、夫はカテーテルアブレーションという治療をしても仕方がないそうです。この治療は不整脈の症状が出て数年以内に行う、と基準があるようです。長年放置していた夫は(自覚症状がないため、様子見をしていました)わざわざ入院して治療を施しても、改善する可能性は5割ほどしかないため、おすすめはしませんと言われました。
治療をしても仕方がないと聞いたときには、一瞬焦りましたが、これも夫の心臓の不調が軽いものだからです。医師からこんなことを言われたそうです。
血液検査の結果も悪いものではありません。しかし、心臓の不調があると血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性もあります。血液がサラサラになる薬を服用すればかなりリスクは減らせますよ。
新たに服用する薬については、もともと通っている医院に連絡をしてくれるため、夫がしなくてはいけないことは何もありません。病院に行く前は何だか面倒なことになりそうだと、夫も私も気が重かったのですが、終わってみれば何と言うこともありませんでした。
もっと早く診察を受ければ良かった
こんなことなら、夫も最初に心臓の不調を指摘されたときに早く専門医の診察を受ければ良かったのです。今までの『もしや』とか『どうしよう』などと不安になっていた時間がもったいなかったです。もちろん、新しい薬を服用しなくてはならないため、出費も増えるだろうし、薬の副作用についても知っておいた方が良いでしょう。
血液をサラサラにする薬には、血が止まりにくくなるというデメリットがあるそうです。ケガなどには十分に注意をしなくてはならないのではないでしょうか。しかし、モヤモヤとした不安を抱えているよりはずっとマシだと思います。
私も骨粗しょう症の薬を服用していますが、抜歯のときには影響があるため、必ず歯科医に申告するようにと注意を受けています。デメリットがあっても、自分でそれを把握できるならそんなに不安にはなりません。不安があまりにも漠然としていると、掴みきれないくらい大きいのではないかと思ってしまうのでしょう。
夫もどこか清々した感じですでに庭仕事をしています。これから手術ということになると、仕事が忙しい時期は避けて…などと考えを巡らせていましたが、それをしなくても済むわけですから、それは清々したことでしょう。
病院では何事もテキパキと進み、心電図やCTスキャン、血液検査までしたにもかかわらず昼までにすべて終わったため、夫はとても良い印象を持ったようです。私は緊張していたのが急に解けて、脱力感すら覚えていますが、とりあえず良かったです。ホッとしました。