新宿歌舞伎町で男性が切りつけられた事件に思う・自己肯定感の低い女性が行き着くところ

ホスト 切りつけ事件 生活

先日、新宿区歌舞伎町の路上で、ホストの男性を元客の20代女性が斬りつける事件が発生。女性は男性のために1800万円の金を使ったそうですが、それが元で人生が変わってしまい、事件へと発展したようです。

これをきっかけにホストクラブにハマった若い女性が、通う金を捻出するために様々なトラブルになっている事例が報道されるようになりました。

ホストにハマると大変なことになる

ホストに貢ぐために風俗店で働く、ホストの子を妊娠、中絶に追い込まれるなどの辛い事例を取材陣に語っているのは、客本人ではなく、その母親です。

辛い現実を知って、娘を何とかそこから救い出そうとしている母親の姿(多分、自分がカメラの前で語ることで、注意喚起になる、もしくは自分の家だけの特別なことではないと思ってもらえると考えていらっしゃるのでしょう)を見ていると、何だか胸が苦しくなりました。

報道ではしきりと、自己肯定感が低い女性がホストにハマるのだと言っていました。私は自分の体験から、自己肯定感が育っていない人の場合、安易な恋愛に逃げるということを実感していました。だから、ホストにハマるというのも、うなずけます。

昭和には多かった?自己肯定感が低い女性

昭和の時代、子育ての常識は今と大きく違っていました。子どもを比較しないのは今では当たり前でしょうが、昭和の時代では比較し放題だったと思います。兄弟間ではもとより、近所の子どもやクラスメートなど、とにかく誰かと比較されながら私は育ったと思います。

それをものともせずにのびのびと育つ子どももいたかもしれませんが、私などは人の評価ばかりを気にする、自己肯定感の低い人間へと成長したのです。安易な恋愛の始まりのとき、誰もがわかりやすく相手を持ち上げます。

今まで味わったことのない、口当たりの良いことをたくさん言ってもらえると、自己肯定感が低い人間は気分が良くなります(きちんとした人間なら、この人何見え透いたことを言っているんだろうと思うでしょう)。

しかし、付き合いが深まり、恋愛が日常になると、もう相手を持ち上げる必要がありません。そこで自己肯定感が低い人間は、もう一度気分が良くなりたい、私を認めてくれる言葉が欲しいと思い、次の恋愛を求めてしまうわけです。

ホストにハマる現代の若い女性とほぼ仕組みは一緒だったと思います。

母親の気持ちが理解できる頃には…

娘の辛い現実を、ときには言葉を詰まらせながら語っている母親が、そこまで娘の自己肯定感を損なう子育てをしたとは思えません。

もしくは、人としてかなりのことをしてしまった娘のことを見捨てずに救い出そうとしている母親の姿を見れば、低かった自己肯定感だって上がりそうなものです。

どうか、母親たちが自分の子育てを反省したりしませんように、と思わずにはいられません。お母さんのせいではありませんよと、誰か言ってあげてください。

ただ、まだ若い女性が母親の思いを理解できるのはかなり先の話になるのでしょう。そうして、わかる頃には取り返しがつかない事態になっているのかもしれません。

ホストに貢ぐのは犯罪の片棒を担ぐのと一緒?

安易とは言え、恋愛は個人対個人の交流に過ぎませんが、ホストに貢ぐのはそれとはかなり違います。ホストクラブは1つの組織であり、ホストは貢がれた金の何割かはホストクラブに支払う義務があるはずです。

ホストも職業としている以上は、なるべく多くの金を自分の懐に入れたいし、ホストクラブでの立場を良くするために多くの金を支払いたいでしょう。その多額の金は一体どこに行き、何に使われるのでしょうか。

もしかすると、ホストに貢ぐ女性たちは自分では気づかないうちに、犯罪の片棒を担がされているのかもしれません。

安易な恋愛は自己責任だと思いますが、ホストに貢ぐのはそれを超えたことだと私は思います。彼女たちが何とか救われることを願ってやみません。そして、娘たちを救おうとしている母親たちの心が早く平安になるように(どちらかと言うと、こちらが主な願いです)とも思います。

ただ、ホストに貢いでいる女性たちは大抵、「今私は幸せだから、放っておいて」と言い、聞く耳を持ってくれないそうです。宗教にハマる人と同じ匂いがするのはなぜなのでしょうか。

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