先月(10月)、夫の定年退職に伴い、2週間あまり手元に保険証がなくなりました。私は毎月、かかりつけ医のもとで橋本病の診察を受け、薬を処方されています。
しかし、10月は窓口で実費を支払うのが嫌で受診をひかえたため、いつもの薬を飲めなくなったのです。
薬を飲まなくても大丈夫、ではなかった
以前にもコロナのときに診察を受けにいけなくなり、1週間位薬なしで過ごしましたが、その後の血液検査では何も以上はありませんでした。今回も少し薬なしの期間が長くなるけれど、まあ大丈夫だろうと思っていたのです。
もともと10月には血液検査をしましょうと言われていましたから、少々受診が遅れても、そのまま検査をしてもらったのです。
それで血液検査を受けた結果を今日の診察で聞いたのですが、見事に数値が悪くなっています。医師からも「一体なぜ?薬はちゃんと飲んでいる?先月までは薬を減らそうかと思うような結果だったのに…」と言われてしまいました。
私が飲んでいるのはホルモン剤です。橋本病は放っておくと甲状腺ホルモンが低下してしまうため、補う必要があります。甲状腺ホルモンが低下する影響でコレステロール値が高くなるため、それを低くする薬も飲んでいます。
甲状腺ホルモンもコレステロールも、見事に悪化しており、治療前の数値に逆戻りしていて驚くとともに、今までの服薬がムダになったような気がして、今とてもがっかりしています。
結構注意されました…
ただ、私が「保険証がなかったせいで、受診していなかったため、薬も飲まない期間がありました」と正直に言ったことで、すぐに原因は判明。医師はそれならかえって安心しました、と言ってくれました。
医師は真面目に薬を飲んでいて、このような結果になったのなら大問題ですから、と笑顔でいった後にこう釘を刺されてしまいました。
2~3日ならとにかく、1週間も薬を飲まないのはとても危険です。甲状腺ホルモン剤を服用していないときに、手術でもしたら命の危険がありますよ。今後は薬を飲まない期間を作らないよう、気をつけて生活してくださいね。
そして、念のためもう一度甲状腺ホルモンの値を調べることに。そう、血液検査です。病院通いをしている人にはすぐわかるでしょうが、血液検査は意外と高額な料金がかかります。お金と手間を惜しんで受診をひかえた私は、結局別の出費をすることになりました。
これからは感謝しながらきちんと服用しよう
すごく反省しましたが、同時に薬を飲まない期間に感じた疲労感が薬を飲みだしてから消えてしまったのは、気の所為ではなかったんだと実感しました。私の体には甲状腺ホルモンが必要なのだということがよくわかり、本当にこれからは薬を切らさないように注意して生きていこうと思っています。
それにしても、あの小さな錠剤がこんなに大きな働きをしているとは…ちょっと感心しますし、感謝の気持ちを持つようになりました。