長女の部屋と次女の部屋にはずっとエアコンがありませんでした。この家は築30年ですが、長女と次女、それぞれの部屋にエアコンを設置したのは今から10年前のことです。
次女は引きこもりなのでもちろんですが、長女も部屋にこもって絵を描いていることが多多いです。いくら暑さが厳しくても、2人共ほとんど部屋のドアを開けません。落ち着かないそうで、夜寝るときも窓は開けてもドアは開けないのです。
このままでは娘たちが遅かれ早かれ熱中症になるだろうと、やっとエアコンをつけました。
10年もののエアコンが汚い
娘たちの部屋は6畳ほどの広さしかないため、エアコンはごく普通のもので、お掃除機能などは一切ついていません。フィルターなどは自分で洗っていましたが、最近(昨年の夏あたりから)は内部の汚れが目につくようになったそうです。
もちろん業者に頼めばクリーニングしてもらえることは知っていますが、10年経ったエアコンに高い料金を払ってクリーニングをするのはいかがなものかと思います。それですぐに壊れてしまったら、と考えると買い替えを検討したほうが良いのか、とも思うのです。
ただ、2台を1度に買い替えるのは、負担が厳しいし…などと、考えあぐねているうちに年が明けて2024年となりました。
そろそろ冷房のことを考えるようになったとき、次女がもう我慢できないと言い出しました。エアコンを着けるとかび臭い匂いがするし、送風口から黒い汚れが落ちてくることも度々あるそうです。次女は何とかクリーニングができないかと言います。
運良くクリーニングできることになったが
それでエアコンを購入した電気屋さんに相談。電気屋さんがメーカーに連絡してくれました。我が家のエアコンはパナソニックのものですが、本当は10年経ったエアコンのクリーニングは受け付けないと言われました。
10年以上経ったエアコンの部品は在庫がないことが多く、もしトラブルになったときに対応できないことがクリーニングを受け付けない理由のようですが、我が家のエアコンはギリギリで大丈夫だと判断されました。
相談したのが4月だったため、まだ混み合っていなかったのもラッキーでした。2週間後にはクリーニングしてもらえることになりました。
クリーニングまでが前途多難
次女は普段午前中は部屋から出てきません。クリーニング当日はどうなることかと不安ですが、自分が望んだことですから、仕方がありませんね。長女の部屋も物が溢れかえっており、業者が入るなどとんでもない状態です。
業者が入れないことには、クリーニングができません。長女も実はエアコンの中の汚れが気になっていたそうですから、今は日々片付けに励んでいます。
エアコンをクリーニングするくらいで、こんなにもいろいろと考えなくてはならないのは我が家だけでしょうか。人にはそれぞれ個性があって、娘たちも例外ではありません。否定するつもりもありませんが、こんなことが大騒ぎになるとは…
こんなとき、私はつい『娘たちが普通なら』などと考えてしまうのです。大体、すでに成人している娘の部屋のエアコンの汚れまで私が気にしてあげるべきなのか、とも思ってしまいます。何だかため息が出そうです。