地区の行事がどんどん減っているが、敬老会は別なの?敬老会がなくなると困る人って誰だろう?

敬老会 生活

まだ敬老会が残っている地域はあるのでしょうか。我が家が住んでいる地区では、毎年敬老の日に敬老会を開催します。

地区の役員が前日から準備をして、当日も会場設営やお弁当と記念品の配布をお手伝いをするなど、なかなか負担が大きいようです。

昔ながらの伝統が残る地区に住んでいると…

近隣の地区では、お年寄りが集まって開催される敬老会は廃止になっていることが多いです。そもそも、お年寄りが集まって活動する老人会的なものがすでに廃止されている地区が多いのです。当地区は昔から長男だけが住んでいるため、昔ながらの伝統が色濃く残っていると言われています。

ただ、当地区に住んでいるからと言って、準備の負担が軽いわけではありません。やはり若い人がこのようなことを面倒がり、手伝いをしてくれないのです。すると、負担は現在60歳前後の人たちに偏ってしまいます。

そう、今年は我が家の夫が地区の役員をしており、敬老会のお手伝いに行かなくてはならないのです。

大変な思いをして手伝いをしても、俺たちのときは敬老会なんてなくなっているに決まってる!なんで俺がわざわざ手伝いをしなきゃならないんだ。

というような内容の文句を何回聞いたでしょうか。

もともと廃止されるはずだった敬老会

コロナ禍のとき、もちろん敬老会は中止。免疫力が低くなっているであろうお年寄りが集まる危険は誰でも想像がつきますから、特に異論は出ませんでした。コロナ禍のときになくて平気だったものは、これからもなくて大丈夫だと、誰もが思ったのではないでしょうか。

ところが、今年はその敬老会が復活します。コロナ禍のときに、地区の体育祭や婦人茶話会など、昔から(少なくとも50年以上経っている)続いていた行事が廃止になりました。

役員たちの間では敬老会を廃止する方向で話を進めていたそうです。それを地区の民生委員に相談したところ、「敬老会は廃止になっては困ります!」と強く言われ、今年は開催することになりました。

なんだか納得がいかない

なんだかおかしいな、と思わずにはいられません。敬老会が廃止になると一体誰が困るのでしょうか。実際にお年寄りたちから敬老会を開催してくれと言われたのなら、考えなくてはなりませんが…

考えてみれば私の母は79歳で亡くなりましたが、75歳までは敬老会のお手伝いに参加していました。手が足りないから、とお願いされてのことでしたが、疲れるから大変だ、できればやりたくないと言っていました。

若い人が参加しない敬老会に未来はありません。廃止するしかないと私は思います。まさか、民生委員の人の実績として、地区の敬老会が開催されないと困るということなのでしょうか。私までなんだか納得がいかないのです。

余計な行事が減れば、役員をやる人にとっては嬉しいですよね。役員をやろうと言う人も増えるかもしれないし、私は良いことだと思います。

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