コロナ禍で消えた行事・本当はもっと前にちゃんと終わりにしたら良かったと思う

生活

数年ぶりに自治会の総会が復活しました。今年度から役員になった夫は、がっかりしながら出席した模様です。

あ~あ、ムダなことがなくなった(総会での宴会などを指していると思われます)と思ったのに、コロナが下火になったら復活しちゃったよ。コロナ禍でやらなくて差し支えなかったことは、これからもやらなくていいのにな~…

今までは年齢的にも、自治会の役員は班長くらいでしたが、これからはそうはいきません。組長などをやると、夜外出する機会も増えるはずです。しかも衛生委員、副組長、組長は連続して引き受けるのが暗黙の了解で、任期は2年ずつです。かなり負担になるので、夫の気持ちもわかります。

この機会に消えた行事

いろいろとグチをこぼしていた夫ですが、1つだけ進展があったと私に報告してきました。それは私が住んでいる地区で毎年行われていた婦人茶話会の廃止です。婦人茶話会とは、毎年立春の頃に地区の女性が集まり、飲食とおしゃべりを楽しむ行事です。

私は婦人茶話会が行われることにそれなりの価値があることは理解していましたが、自分の親くらいの年齢の方々とのお付き合いに気も使い、億劫になるのが先に立ってしまいました。しかも、数年に1度は当番が回って来ます。そのときは食べ物・飲み物の手配や当日の会場設営や司会などを担当しなくてはならないため、それも婦人茶話会を面倒だと思う原因でした。

周りの地区ではすでに廃止になっていたため、数年我慢すれば済むかと思っていましたが、私が住んでいる地区では高齢の女性の中に婦人茶話会を楽しみにしている人が多かったのでしょう。なかなか婦人茶話会が廃止になることはありませんでした。

自治会では婦人茶話会に補助金を出さなくてはいけないため、廃止にできればありがたいと思っていたようでした。実際に数年前、一度は廃止についての打診がありましたが、高齢の女性の中に強固に反対する人がいたため、廃止は立ち消えになってしまったのです。

しかし、コロナ禍で数年婦人茶話会が行われないうちに、各家庭の女性に婦人茶話会についての聞き込みがあったのです。一対一で話を聞かれたため、大勢の人の前では言えないことを言った人もいたようで、婦人茶話会は廃止になりました。

もし、廃止にならなかったらどうしようと思っていたが

私も班長さんが聞き込みに来たとき、率直に廃止にした方が良いと言いました。このまま無理をして続けても、私よりも若い世代が婦人茶話会に出席する可能性はほとんどないと思ったからです。それなら、自治会が廃止の方向に動いているこのチャンスを逃す手はありません。

夫は「もし、お前が廃止にした方が良いと言っていた、と周りにバレたらどうしよう…」と心配していました。私自身もこれで廃止にならなかったら、私はどうしたら良いのだろうと思っていました。もう、今更婦人茶話会に出席する気にはなれないし、ましてや当番の仕事をする気にはなれませんでした。

結局心配は杞憂に終わりました。私にも高齢の方々もこのような形で廃止になるのは寂しいだろうな、と思いやる気持ちが出てきました。最後までしがみついたりせずに、余裕を持って終わりを迎えたなら、もっと違った気持ちになったかもしれないのに残念です(例えば、最後の婦人茶話会を盛大に開催することもできたはずです)。

私は今回のことで、何事も若輩のものが年配の方に意見をするのは難しいと学びました。若輩のものが意見を言わないから、問題ないと思うのは大きな間違いだと忘れずにこれからも生きていきたいと思います。

それにしても、何かが終わるというのは、自分の思い通りでもそうでなくても、どちらにしろ寂しい思いがします。

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