この数年、仕事の他にも自治会やお囃子などで、我が家の夫は休日に身体を休める暇がありません。最初のうちは本人もダラダラしているとかえって疲れるから、この方がいいんだなどと言っていましたが、最近はさすがに疲れるようです。
生まれて初めてのものもらいに
数日前には「目に小石が入った後、ゴロゴロするんだ」と言い出しました。夫は屋外でのシゴトを20年以上続けていて、目に小石やら砂やらが入るのは日常茶飯事。しかし、異物が取れた後も目の違和感が取れないのは初めてだそうです。
そんな話をして就寝した翌日。夫はものもらいになっていました。何でも61年間の人生で初のものもらいだとか。2~3日待ちましたが、症状は良くなりません。
私がしつこく、ものもらい用の点眼薬がドラッグストアに売っているからそれを使え、と言い続けてやっと昨日、点眼薬を購入してきた次第です。
今まで医者に行くことを忌み嫌っていた夫ですから、点眼薬も数十年ぶりです。私と結婚してからは点眼薬を使っているところを見たことがありませんから、少なくとも33年は点眼薬を使っていないことになります。
で、夫が私に点眼を依頼してきたわけです。「大人なんだから、自分でやりなよ」と言いましたが、しつこく依頼してくるので、根負けして引き受けました。
引き受けて、さて点眼しようとすると、夫は反射的にまぶたを閉じてしまいます。それをこじ開けるように点眼。2~3滴を点眼しましたが、そのたびに大きな声で叫ぶのを聞き、終いに私は失笑してしまいました。
夫が後20年生きるとしても、点眼薬を使わないという保証はどこにもありません。白内障などになるかもしれないし…この機会にぜひ、夫にも点眼くらいは自分でできるようになって欲しいと強く思いました。
私がものもらいになったときに
私が最後にものもらいになったのは、もう20年くらい前のことです。年末の29日、眼科の最終診療日だったので、駆け込んで診察してもらい、こんなことを言われました。
目にばい菌が入っても、元気なときなら何ともないんです。それがこうしてものもらいになるって言うのは、身体が疲れている証拠ですよ。暮になってからガタガタと大掃除なんてしないように、大人しくしていなさい。
ものもらいと言っても馬鹿にできません。私はひどくなったものもらいを眼科で切開して、膿を出してもらった経験もあります(まだ、結婚前だった)。そのときは目もかなり腫れ上がって、見るなり「どうしたの?」と聞かれるほどでした。
夫にもそのときの経験を伝え、疲れているんだから用心するようにと言いました。これから年末年始を控えて、さらに忙しくなりますから、疲れる人も多いでしょう。用心するに越したことはありませんよ。疲れると思わぬところにまで、影響があるようです。
夫は今までがラッキーだった
まあ、夫の場合は今まで点眼薬のお世話にならずに済んだということは、ラッキーだったのだと感謝するべきでしょうね。夫は40年近く歯科医のお世話になったこともありません。それで済んでいるわけですから、重ね重ねラッキーですよね。
まあ、本当はひどいことになっているかもしれませんが…でも、何でも食べられるし、歯や歯茎の不調を訴えることもありませんから、大丈夫なんでしょう。
今までラッキーだったことに感謝をして、これからの変化(つまりは老化)を受け入れていって欲しいです。
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