母の命日に財布のことを考える理由・私の財布は母の形見!そろそろくたびれたから、次を考えたい

愛用の財布 生活

昨日、11月13日は私の母の命日でした。また命日が来たなと思って数えてみると9回目でした。意外なほどに年月が経ったな、という心境です。

私が今使っている財布は母の形見です。しかも、母が亡くなった当日、病室内で弟にもらいました。

母が亡くなった直後に渡されてびっくりした

財布は弟が母にプレゼントしたものです。「せっかくあげたのに、おふくろは全然使おうとしなかったんだ。やっと最近使いだしたから、まだ新しいんだよ。もったいないから姉貴が使えよ」との言葉とともに、中身をすべて弟が出した直後に渡されました。

こんな渡され方には驚きました。何だか母から無理やり財布をもぎ取ったような気がして、最初は使う気になれませんでした。色が派手なオレンジだったのも、使いにくいなと思う原因だったと思います。

ちょうど私がその頃使っていた財布も古びていて、確か小銭入れの留め具が甘くなっていたのです。そのまま使い続けていると、いつかレジで小銭をばらまいてしまいそうで、新しい財布を探していたのも事実です。

せっかくだから次の財布を見つけるまでのつなぎで使おうかな…と思って使い出したのですが、もう9年も経つのですから、びっくりです。

初めてこんなに長く財布を使った

実は今まで私は同じ財布をこんなに長い間、使ったことがありません。どれもどこかが壊れたり、傷んだりして使い続けることができなかったのです。母の形見の財布は古びてはいますが、どこも傷んでいないため、財布としての機能を立派に果たすことができます。

最初は抵抗があったオレンジ色も、古くなることで良い具合に色がくすんできて、嫌ではなくなりました。それに、カバンの中でオレンジ色は目立つため、財布が見つけやすいというメリットがあります。

自分では絶対に選ばなかっただろうオレンジの財布。弟が私にホイッと手渡してくれたのは、本当に良いきっかけだったと思います。

そろそろ次の財布を探したい

しかし、もう丸9年も経つので、そろそろ本当に次の財布を探さないといけないですね。まさか死ぬまで今の財布が使えるとは思えません。今までも財布を探してはいましたが、まだ今の財布が使えるし…と、どこか本気ではなかったのでしょう。

決めかねて今に至っています。完全に壊れてしまったら、巾着袋とかにお金を入れる羽目になりそうです。そうならないように、ちゃんと財布を用意したいです。こんなに長く使ったと知ったら、弟もきっと驚くはずです。

母にはオレンジの財布もなかなかいいよ、と伝えてあげたいです。次も明るい色の財布を買いたいな。
「お母さん、命日なのに財布の話ばかりでごめん。明日はお墓参りに行くからね」

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